グローバル・ビジネス航空業界におけるユニコーン企業、過去1年間に驚異的な成長を示す


ビスタジェット、2018年により大きなマーケットシェアを獲得するために理想的なポジションを確立

  • 年間5万人以上の旅客数を初めて突破
  • ローヌ・キャピタル (Rhône Capital) の投資により、ビスタジェットの価値は25億ドル (2,770億円) 以上と評価され、ビジネス航空市場において10億ドル (1,108億円) 以上の価値査定を受けている数少ない企業の1社となり、欧州における最も貴重な「ユニコーン企業」の1社となった。
  • 米国とアジアでフライト時間が二桁アップ
  • 中東で市場をアウトパフォーム 同地域のプログラムの新規顧客数は前年比で50%以上増加
  • 2017年に加入した米国プログラムの利用者の45%が、追加のフライト時間を予約
  • 米国および中東を含めた全市場においてマーケットシェアを拡大
  • 長距離用機材は72機にのぼり、プライベート航空セクターにおいて最大級のフリートを備える
  • 平均フライト時間が伸びており、2018年にさらに伸びる見込み
  • 中東におけるセクターリーダー地位の活用、北米およびアジアにおけるマーケットシェアの確立に注目

アラブ首長国連邦ドバイ, Jan. 19, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界初・世界唯一のグローバルなビジネス航空会社であるビスタジェット (VistaJet) は本日、2017年に同社が市場で最高の成績を達成し、フライト時間数が前年比で大幅に増加したことを発表した。また、中心となっている戦略的優先事項でも大きな進捗があり、全世界でマーケットシェアを拡大し、米国およびアジアの両方でフライト時間の二桁の伸びを実現した。ローヌ・キャピタル (Rhône Capital) 関連のファンドからの投資により、ビスタジェットの株式価値は25億ドル (約2,770億円) 以上と評価され、資金調達では欧州におけるトップ5社のユニコーン企業として名を連ねている1

現在の傾向が継続すれば、2018年にも極めて良好な成績が期待できる。歴史的に見ると、同セクターのハイエンド側は世界経済に沿って動いており、欧州、米国、中東で再び経済成長が見られるようになった現在、2018年にも需要がさらに高まると予想される。同セクターの低価格帯では苦境が見られるが、ビジネスリーダーや企業、超裕福層の個人 (UHNWI) がより厳選された企業を利用するようになっている中、ビスタジェットのような高級ブランドの事業は好調である。

以前はスピードと効率が特に注目されていたが、2018年には主に細部への気配り、追加的なサービス、パーソナライズされたエクスペリエンスなどが特に注目される。世界に届きやすくなった時代に育った世代は、ライフスタイルや嗜好、姿勢に合ったトラベルオプションをますます求めるようになっている。さらに、グローバル7000 (Global 7000) などのエキサイティングな新しい長距離向け航空機によって生み出されたオプションにより、同セクターの前向きなモメンタムがさらに強化される。また、顧客が航空機で移動する範囲が全世界的規模になっているため、平均フライト時間が伸びつつあり、その結果大型航空機の需要が高まってきているが、プライベート航空市場でこのニーズに世界的に応えられるのはビスタジェットだけである。

米国西海岸のテクノロジーセクターの成長、ドバイなどの主要グローバル金融ハブなどの事業家の増加などにより、2018年にはより若年のプライベート航空利用者が増えると予想される。プライベート航空業界では、長年にわたり安定してきた後で、この需要成長に応えるためのイノベーションが始まりつつある。ビスタジェットはこれらの最先端を歩み、そのオンデマンド (On Demand) ソリューションとダイレクト (Direct) アプリでは価格設定について顧客にはっきりと示し、所有ではなくアクセスに基づくビジネスモデルを採用し、ウーバー (Uber) やエアビーアンドビー (Airbnb) などのユーザーに馴染みのあるアプローチとなっている。

2017年の特記すべき事項にはその他に次のようなことが含まれている。

  • ビスタジェットは中東で強力な成績を上げ、新しいプログラムの顧客が前年比で50%増加した。同社はアラブ首長国連邦および成長市場であるサウジアラビア、クウェート、オマーンで特に強力な成績を示した。アラブ首長国連邦が同地域の多くのフライト数 (28%) およびフライト時間 (37%) を占めた。
  • 2018年には、中東でフライト時間とフライト数の両方が大幅に増加し、極めて良い傾向が見られている。昨年第4四半期には、アラブ首長国連邦へのフライト数は44%、オマーンへのフライト数は300%増加した。
  • ビスタジェットでは、米国およびアジアの主要市場におけるマーケットシェアも引き続き拡大している。米国の市場全体の成長は一桁台前半であったが、ビスタジェットではフライト時間が前年比で38%、フライト数は49%増加した。この成長の主な原因となったのは、特にテクノロジーセクターをはじめとした米国西海岸における持続した需要であった。
  • アジアでも強力な成長が見られ、フライト時間は16%増加した。同地域で最も急速な成長を示しているのは中国およびインドであった。経済成長と世界的な事業家数の増加が見られるインドは、今後5年間に世界のプライベート航空セクターで最もエキサイティングな市場の一つになる見込みである。さらに、中国経済は予想以上に弾力性があり、プライベート航空セクターは2018年通期で成功する見込みである。
  • ビスタジェットは2017年に欧州のリーダー企業の1社としてのポジションを固めた。欧州は同年の合計フライト時間の41%を占め、地域内のフライトでは英国が26%、フランスが19%、イタリアが11%を占めた。
  • ビスタジェットは、革新とテクノロジーで2017年にも引き続き市場を先導した。過去12カ月にわたり、同社はビスタジェットの片道フライトおよび乗客を乗せずに航空機が移動する区間のフライトを、優先料金で優先的に予約できる新しいデジタルメンバーシップ、ビスタジェット・ダイレクト (VistaJet Direct) を導入した。この新しい提案は、今後数年間にわたり同社の成長の主因となる見込みである。

ビスタジェットの創業者兼会長、トマス・フロール (Thomas Flohr) は次のように述べている。

「昨年はビスタジェットが大きく変貌した年であり、その歴史におけるターニングポイントになりました。ローヌ・キャピタルからの投資により、欧州におけるリーダー地位にあり最もエキサイティングなユニコーン企業の1社となり、ビジネス航空市場において10億ドル (約1,108億円) 以上の価値査定を受けている数少ない企業に名を連ねるようになりました。

2017年は当社の歴史で最強の年度でした。世界最大の市場である米国をはじめとした全主要市場でライバル企業からマーケットシェアを獲得しただけでなく、世界中のビジネスリーダーや事業家から愛されるブランドとしての立場も強めることができました。過去12カ月間には、より多くの最高責任者や会長の方々に、より多くの行き先まで当社の航空機をご利用いただきました。

極めて良好な状況で2018年を迎えることができました。小規模な競合企業の一部は厳しい状態にありますが、当社のユニコーン企業という立場と堅実な運航体制を活用して、市場をリードし、そこから生まれる新しい機会を利用していくことができます。運営対象の各市場でナンバーワン企業になることを重視しており、今後12カ月間でその目標に向けて大躍進していける見込みです」

2018年については、世界最大の市場である北米およびアジアにおけるシェアの拡大を引き続き重視し、急速に成長中の中東でもセクターリーダーとしての地位を活用していく予定である。ビスタジェットのサブスクリプションビジネスモデルは引き続き同社の事業の基本となり、2018年にはより多くの顧客がフライトの利用時間を引き上げる見込みであり、航空機の完全所有やフラクショナル所有離れが世界的に続くと予想される。

問い合わせ先
ジェニファー・ファーカー (Jennifer Farquhar)
ビスタジェット・インターナショナル (VistaJet International)
TEL: +44 (0) 203 617 3077
携帯: +44 (0) 7834 335505
jennifer.farquhar@vistajet.com

ジェームズ・レビトン (James Leviton)
フィンズベリー (Finsbury)
+44 207 251 3851
VistaJet@finsbury.com

ビスタジェットについて

ビスタジェット (VistaJet) は、世界初かつ唯一のグローバルな航空会社である。銀色に赤線を配した機体のビジネスジェットを保有機材とする同社は、法人顧客、各国政府顧客、個人顧客を世界187ヶ国間で輸送している。2004年にトマス・フロールが創業した同社は、航空機所有に関連する責任やアセットリスクを伴わず、利用時間のみに対して料金を支払うという画期的なビジネスモデルを開拓した。ビスタジェットの代表的プログラムでは、中距離・長距離ジェット機のフライト時間を自分に合わせて購入することで、いつでもどこでも航空機を利用できる。

____________________________
1 https://www.nanalyze.com/2017/10/8-biggest-startups-europe/

本発表に伴われる写真は、http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/a1dc8290-4e50-47fa-9609-d53531e5fa2aから入手可能である。