ニューラルステム、ケン・カーター博士を取締役会の常務会長に任命

- カーター博士は、早期段階の企業開発から上場企業の経営までの幅広い経験を持つ、熟練したバイオテクノロジー業界の経営者および熟達した科学者である


メリーランド州ジャーマンタウン発, Dec. 19, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 神経幹細胞および小分子テクノロジーを基盤とする神経系治療の開発を専門にしているバイオ医薬品会社、ニューラルステム (Neuralstem, Inc.、Nasdaq: CUR) は本日、ケン・C・カーター博士 (Kenneth C. Carter, Ph.D.) を取締役会の常務会長に任命し、同氏が2019年1月1日付で就任することを発表した。カーター博士は、辞任する臨時最高経営責任者であるジム・スカリー (Jim Scully) に代わって就任する。

取締役会の会長であるウィリアム・オールデイカー (William Oldaker) は次のように述べている。「カーター博士は、医薬品開発の豊かなノウハウと、バイオテクノロジーの非上場・上場企業の両方をリードしてきた豊かな経験を兼ね備えています。同氏のリーダーシップは、ニューラルステムの進化における重要な時期に極めて貴重なものとなります。当社のチームは、発展段階にある企業での事業家としての同氏の経験から大きな恩恵を受けるでしょう。取締役会を代表して、この過渡期におけるジム・スカリー氏のこれまでの指導に感謝します。」

ケン・カーター博士は次のように述べている。「ニューラルステムのチームと協力して、有望な治療法を実現し、株主価値を最大限に引き出すための戦略計画を策定し、実行していくことを楽しみにしています。」

カーター博士は、発展段階にあるバイオテクノロジー企業で豊かな経験を持つダイナミックな同業界の幹部および科学者である。過去10年間に、同氏はジョンズ・ホプキンズ大学 (John Hopkins University) からスピンアウトした免疫腫瘍学の会社であるネクスイミューン (NexImmune, Inc.) で2011年の創設時から2017年6月まで最高経営責任者を務めた経歴など、数社の企業の創業と指揮を担ってきた。同氏はまた、バイオテクノロジーおよび製薬会社のためにトランスレーショナルサイエンスと製品開発を実現する前臨床医薬品開発業務受託機関であるノーブル・ライフ・サイエンス (Noble Life Sciences, Inc.) を共同創設し、現在その取締役会の会長を務めている。また、カーター博士は、1999年に創業されたアバロン・ファーマシューティカルズ (Avalon Pharmaceuticals) で、創業以来同社が2009年にクリニカル・データ (Clinical Data) と合併するまで共同創業者兼最高経営責任者を務め、2004年にはNASDAQ証券取引所で同社の新規株式公開を指揮した。カーター博士の指揮下で、アバロン社は新しいハイスループットゲノムスクリーニング技術に基づいたがん候補薬のパイプラインを開発し、メルク (Merck)、ノバルティス (Novartis)、サノフィ・アベンティス (Sanofi-Aventis)、メッドイミューン (MedImmune) との研究開発パートナーシップを獲得した。

カーター博士は、国立バイオ産業機構 (National BIO Industry Organization)、アンティドート・セラピューティクス (Antidote Therapeutics, Inc.)、イテリオン・ファーマシューティカルズ (Iterion Pharmaceuticals)、およびメリーランド・バイオヘルス・イニシアチブ (Maryland BioHealth Initiative: BHI) を含めた多数の企業および諮問委員会にも勤めてきた。ジョンズ・ホプキンズ大学の非常勤教員でもある。マサチューセッツ大学医学部 (University of Massachusetts Medical School) で細胞生物学の博士課程修了後のフェローシップを修了した。テキサス大学医学部ガルベストン校 (University of Texas Medical Branch at Galveston) で人類遺伝学と細胞生物学の博士号を取得し、アビリーン・クリスチャン大学 (Abilene Christian University) で科学学士号を取得した。

誘致給付

2018年12月12日、カーター博士の雇用に関連して、同社取締役会の報酬委員会は、同社の普通株式800,000株を購入する非適格誘致ストックオプションの付与を承認した。当該オプションの行使価格は0.425ドル (約48円) (付与日における普通株式の終値)、期間は10年であり、以下のように権利が確定される。(i) 20万株のストックオプションは雇用の発効日に権利が確定する、(ii) 10万株のストックオプションは雇用の発効日から6カ月後に権利が確定する、(iii) 10万株のストックオプションは雇用の発効日から2年後に権利が確定する、(iv) 40万株のストックオプションは、同社とカーター博士の間で同意される特定の業績マイルストーンの達成時に権利が確定する。

ニューラルステムについて

ニューラルステム (Neuralstem, Inc.) は、医療上のアンメットニーズが大きい神経系疾患のための新規治療を開発している臨床段階向けバイオ医薬品会社である。ニューラルステムの多岐にわたる製品候補ポートフォリオには、同社独自の神経幹細胞テクノロジーが含まれている。

同社には以下の2つのリード開発候補がある。

  • 「NSI-566」は、脳卒中、筋萎縮性側索硬化症 (ALS)、慢性脊髄損傷 (cSCI) に起因する麻痺の治療のために臨床開発中の神経幹細胞療法である。

  • 「NSI-189」は、大うつ病性障害 (MDD) の治療用の臨床開発段階、およびアンジェルマン症候群、放射線照射によって誘発される認知機能障害、1型・2型糖尿病、脳卒中の治療用の前臨床開発段階の小分子である。

将来の見通しに関する記述についての注意事項

本ニュースリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の「セーフハーバー」規定に定義する「将来の見通しに関する記述」に該当する情報が記載されている。このような将来の見通しに関する記述は、過去ではなく将来の出来事に関するものであり、「予想」、「見込み」、「意図」、「計画」、「確信」、「求める」、「将来行う」などの言葉で識別可能な場合がよくある。将来の見通しに関する記述には、本質的にある程度の不確実性が存在する。実際の結果において、将来の見通しに関する記述に記載されている内容とは重大な差異が生じる特定のリスクや不確実性には、製品候補の開発および商業化に伴われるリスク、臨床試験結果や規制当局による承認や許可、将来的な資本の必要性、協力者に対する依存性、知的財産権の維持などの不確実性が含まれている。実際の結果は、将来の見通しに関する記述で予測されている結果と大きく異なる場合がある。同社の結果に影響する可能性のある要因やその他のリスクや不確実性についての詳細情報は、米国証券取引委員会 (Securities and Exchange Commission: SEC) に提出された2017年12月末日までの1年間についてのフォーム10-K年次報告書、2018年3月末日、6月末日、9月末日までの3カ月、6カ月および9カ月間についてのフォーム10-Q四半期報告書およびSECに提出されたその他の報告書など、随時ニューラルステムの定期的報告書に記載されている。同社は将来の見通しについての記述を更新する一切の義務を持たない。

問い合わせ先
投資家向け:
アーゴット・パートナーズ (Argot Partners) (投資家広報)
212-600-1902
neuralstem@argotpartners.com