シグマ・デザインズ、「STV7803/4 UHD HDR」チップセットで「HDR10+」規格をサポート

シグマのチップセットに、画像コントラストと色をリアルタイムに最適化する次世代のダイナミックHDR (高ダイナミックレンジ) ビジュアルエンジンを搭載


カリフォルニア州フリーモント, July 14, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) --  スマートテレビプラットフォームおよびIoT機器のリーディングプロバイダーであるシグマ・デザインズ (Sigma Designs®、NASDAQ:SIGM) は本日、汎用HDRチップセット「STV7803」および「STV7804」が「HDR10+」規格に対応するようになったことを発表した。「HDR10+」規格は、ダイナミックメタデータを活用してコントラストと色を強化し、テレビ画像をよりリアルに再現する高ダイナミックレンジ (HDR) ビデオ用の新しいオープン規格 (ST.2094-40) として、サムスン・エレクトロニクス (Samsung Electronics) によって最近、導入されたものである。

HDR10+は、オープン規格のロイヤリティフリーのプロトコルであり、シーン毎にダイナミックトーンマッピングを追加する、SMPTE2094テクノロジー規格の一部である。この画期的な機能はビデオの再生時にリアルタイムで輝度を調整し、各ディスプレイパネルで可能な限り優れた画質に継続的に最適化する。HDR10+は当初の「HDR10」仕様を進化させたものであり、静的なメタデータではなくダイナミックメタデータを追加している。具体的には、HDR10はコンテンツ全体で単一の固定された設定が使用されるため、暗いシーンや明るいシーンで特に画質に妥協が強いられるが、HDR10+ダイナミックトーンマッピングのメタデータは輝度の範囲を連続して調整し、特定のシーンや個別のフレームに合わせてリアルタイムに調整される。HDR10+では、暗いシーンはより暗く、明るいシーンはより明るくなり、HDR10の単一固定設定と比べて、ビジュアルコンテンツのリアルな再現性が劇的に高まる。

ストラテジー・アナリティクス (Strategy Analytics) のインテリジェント・ホーム・グループ (Intelligent Home Group) による新しい報告書によると、HDRイネーブルのテレビの世界中での売り上げ台数は2020年までに5,800万台に達するといい、1億700万世帯にHDRイネーブルのテレビが最低1台備わるようになるという。またこの報告書は、同時期までに米国の家庭におけるHDRテレビの普及率が25%近くに達すると予想している。

シグマ・デザインズのスマートテレビ製品マーケティング担当バイスプレジデント、アルフレッド・チャン (Alfred Chan) は次のように述べている。「サムスンとの協力により、弊社の最新のUHDチップセットにこのエキサイティングな進化をもたらすことができることを大変嬉しく思っています。競合会社のほとんどは第1世代のHDRソリューションに取組中ですが、弊社のSTV7803およびSTV7804 UHD TV SoCには、シグマの第3世代高ダイナミックレンジ、広色域設計が組み込まれています。シグマの第3世代HDRエンジンは、プログラマブル性に優れています。これによりサムスンやその他の企業を含めた最新のSMPTE 2094規格を迅速に導入できます。サムスンとの協力により、シグマではシグマのHDRエンジンの完全性・柔軟性を実証することができました。」

サムスン・エレクトロニクスのビジュアルディスプレイ部門担当バイスプレジデント、キョンウォン・リム (Kyoungwon Lim) は次のように述べている。「業界リーダーであるサムスンでは、常にベストな技術を開発するために革新を続けています。HDR10+は新しいオープン規格 (ST.2094-40) で、以前よりもさらに「よりリアルな」画像を実現します。シグマ・デザインズとの協力により、HDRテクノロジーにおけるリーダーシップを拡張できることを嬉しく思い、シグマ・デザインズのパワフルで豊かな機能を搭載したチップセットでHDR10+のサポートを提供します。」

シグマ・デザインズについて詳しくは、www.sigmadesigns.comを参照のこと。
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シグマ・デザインズについて
シグマ・デザインズ社 (Sigma Designs, Inc.、NASDAQ:SIGM) は、スマートホームのインテグレーション実現における世界的リーダーである。同社は世界中の主要コネクテッド・スマートテレビプラットフォームおよびスマートホームデバイス用のモノのインターネット (IoT) の基盤として機能し、根幹となる半導体テクノロジーの設計・構築に従事している。シグマ・デザインズについて詳しくは、www.sigmadesigns.comを参照のこと。

シグマ・デザインズおよびシグマ・デザインズのロゴは、米国内外におけるシグマ・デザインズ社 (Sigma Designs, Inc.) およびその子会社の登録商標または商標である。ここに記載されているその他の商標はすべて、各所有者の財産であると考えられている。

サムスン・エレクトロニクスについて

サムスン・エレクトロニクス (Samsung Electronics Co., Ltd.) は、世界中にインスピレーションを与え、変革のアイデアや技術によって未来を形作っている。同社は、テレビ、スマートフォン、ウェアラブル機器、タブレット、デジタル家電、ネットワークシステム、メモリ、システムLSI、LEDソリューションの世界を再定義している。最新のニュースについては、サムスン・ニュースルーム (Samsung Newsroom) (http://news.samsung.com) 参照のこと。

セーフハーバーについての記述
本プレスリリースには、1933年米国証券法セクション27Aの定義および1934年証券取引所法セクション21Eの定義における将来の見通しに関する記述が含まれており、ここにはシグマ・デザインズのSTV7803/STV7804のチップ搭載システムソリューションおよび特定の規格、製品や技術の技術面についての記述が含まれている。実際の結果では、本書に記載されている技術的情報の正確性、一般的な経済状況、STV7803/STV7804および本リリースで言及されているいずれかの規格の採用率、STV7803/STV7804チップ搭載システムソリューションを展開して市場の受け入れを達成するシグマの能力、シグマのその他のSOC製品および技術が製品や技術と競争する能力、米国証券取引委員会 (Securities and Exchange Commission) へのシグマの提出書類に随時記載されるその他のリスクを含むがそれらには限定されない数々の要因によって大きな差異が生じる可能性がある。本プレスリリースの読者は、米国証券取引委員会に提出された最近の四半期および年次報告書を参照すること。これらの報告書は、オンラインで入手可能であり、シグマから請求することも可能である。読者は、当日の状況のみを述べているこれらの将来の見通しについての記述に不適当に依存すべきではない。シグマは、本書の日付以降に生じる出来事や状況または予想外の出来事を反映させるためにこれらの将来の見通しの見直しをしたその結果について公開またはその他の方法で開示する義務を負わない。


            

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