フィノム、クリプトカレンシーの資本金をスイスで開拓

史上最大規模であり、またスイスのアッペンツェル・アウサーローデン準州における初めてのクリプトカレンシーによる増資


スイス、トイフェン発 , Dec. 22, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 金融ブロックチェーン企業、フィノム (Finom AG) は本日、世界で人気2位のクリプトカレンシーであるイーサリアム (Ethereum、ETH) 7,760枚という史上最大規模の増資を行う世界初の企業となった。フィノムの資本金は250万スイスフラン (約2億8,700万円) となった。この資金調達は、スイスの事業登記所ゼフィックス (Zefix) でフィノムのプロファイルに登録されている。スイスのアッペンツェル・アウサーローデン準州の企業の資本金に資産としてクリプトカレンシーが供されたのは今回が初めてである。

資本金は事業創設のために株主が寄与する金銭または物品であり、サプライヤーへの決済が保障される最小金額を保証するものである。フィノムでは、7,760 ETHの入ったイーサリアムウォレットを同社の無形資産として公式に登録した。このことにより、資本金が10万スイスフラン (約1,150万円) から250万スイスフラン (約2億8,700万円) に増額した。この結果の金額は、JSCルコイル (JSC LukOil) の資本金の7倍、X5リテールグループ (X5 Retail Group) の1.6倍である。

フィノムの最高財務責任者、デニス・サスロフ (Denis Suslov) は次のように述べている。「フィノムでは、一般の方々にブロックチェーンを普及させ、革新的な方法で資本金としてのクリプトカレンシー使用を正当化したいと考えています。このオルタナティブ資本金は、現行の税法に完全に準拠しています。社外監査役が、現行の為替レートに準じて当社の管理下にあるウォレットの資産価値を認可同等として登録します。そのため、クリプトカレンシーが資本金に寄与することになります」

フィノムは金融ブロックチェーン企業であり、50万人以上のユーザーを持つナノプール (Nanopool)タブトレーダー (TabTrader)クリプトニット (Cryptonit)クリプタル (Cryptal)ビートル.io (Beetle.io) の5社から発展したものである。同プロジェクトは、セキュアトークン (FIN) およびユーティリティトークン (NOM) の両方をリリースしている。FINトークンは、米国の1933年証券法 (Securities Act of 1933) のレギュレーションDに準じて発行されている。保有者は、従来の株主と同様に配当金を受け取り、議決権を持つ。フィノムのトークン売出しは2017年12月30日にクローズし、目標額は1億200万ドル (約116億円) である。

フィノムのエコシステムは、最終的には銀行業務のインテグレーションおよび決済処理を含めた金融業務を促進するように設計されている。同社では、デビットカードにリンクされたクリプトカレンシーウォレットを来年中に導入し、2020年までに端末ネットワークを持つクリプトカレンシー銀行を発足させる計画である。

フィノムについて
フィノム (Finom AG) は、ナノプール、タブトレーダー、クリプトニット取引所、クリプタルマイニングセンター、ビートル.ioモバイルブローカーという5社のクリプトカレンシー企業から発展したものである。ナノプールは、世界第3位のイーサリアムマイニングプールである。タブトレーダーは、ビットレックス (Bittrex)、ビットフィネックス (Bitfinex)、ポロニエックス (Poloniex)、クラーケン (Kraken) などのほとんどの主要取引所にモバイルトレーディング機能を提供している。これらの企業とは、4年間にわたるパートナーシップの経歴がある。フィノムは、単一のエントリーポイントのブロックチェーンエコシステムを提供し、誰もが利用できるようにしている。同社のFINトークンは、フィノムの普通株4本のデジタル同等物である。NOMトークンは同エコシステムの内部通貨として使用され、保有者には広告や手数料の割引、計画中のフィノムのクロプトバンクカードの利用特典が提供される。フィノムのエコシステムでは、誰でもデジタルカレンシーとアセットを便宜良く、かつ規制を遵守して管理できるようになる。詳しくは、finom.ioを参照のこと。

フィノムの問い合わせ先: トマ・ベセディーナ (Toma Besedina)、pr@finom.io
報道関係者向けの問い合わせ先: トランスフォーム・グループ (Transform Group)、finom@transform.pr

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