トレーディングカードの価格高騰に応え、米国企業が新しい東京支社を開設


米国の一流カード真贋鑑定・グレーディング会社であるプロフェッショナル・スポーツ・オーセンティケーター (PSA)、日本市場に拡張

東京発, Nov. 06, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- プロフェッショナル・スポーツ・オーセンティケーター (Professional Sports Authenticator: PSA) (www.PSAcard.com) では、同社が鑑定した野球カードやゲームカードの価値が歴史的な高騰を示していることに応えて、今月東京日本橋に支社をオープンすることを発表した。PSAは、世界最大のトレーディングカード、サイン、メモラビリアの真贋鑑定・グレーディング会社であり、コレクターズ・ユニバース (Collectors Universe, Inc.、Nasdaq:CLCT) に属する。コレクターズ・ユニバースは、7,000万件以上の収集品の真贋鑑定・グレーディングを行った実績を持つ上場企業である。既に今年、PSAの公式特殊ホルダーに入ったトップグレードのトレーディングカードの数枚が数百万ドルの値段で売れている。例えば、1952年トップス社のミッキー・マントル (Mickey Mantle) #311カード (PSAの鑑定でNear Mint-Mint 8.5) は、81万ドル (約9,100万円) で売れた。また、今年の4月には、別の#311カード (PSAの鑑定でMint 9) が驚異的な288万ドル (約3億2,400万円) で売却された。

PSAの関係者が日本市場の可能性を調査し、日本を訪問して評価したのち、日本市場に正式に参入する好機が訪れたと判断した。新しいオフィスを率いるのは、40年以上にわたり東京に在住している会計士で収集家のトニー・アラム (Tony Aram) である。日本は、スポーツやスポーツ以外の収集家にとってほとんど未開発の市場である。コレクターズ・ユニバースはすでに、カリフォルニア州、ニュージャージー州、パリ、香港、上海にオフィスを構えていて、コインや紙幣、トレーディングカード、イベントチケット、サイン、プロモデルのバット、グローブ、写真、メモラビリアなどを取り扱っている。

トレーディングカードのグレーディングは、1991年にPSAが事業開始したときの米国の新しいコンセプトと考えられていた。PSAでは、1 (粗悪の状態 (Poor)) から10 (実質的に完璧な状態(Gem Mint)) までのグレーディング尺度を採用している。同社では、創設以来3,100万個以上の収集品のグレーディングを行っている。その中でも、スポーツカードのホビーで最もインパクトが大きかったPSA Gem Mint 10とグレーディングされた1963年トップス社のピート・ローズ (Pete Rose) #537ルーキーカードは、71万7,000ドル (約8,140万円) で売れ、また、PSA Mint 9とグレーディングされた2003年アッパー・デッキ社のアルティメット・コレクション (Upper Deck Ultimate Collection) のルブロン・ジェイムズ (LeBron James) のサイン入り1/1カードは、31万2,000ドル (約3,540万円) で売れた。どちらのカードも、2016年に売買された。1年後に、スポーツカード以外の分野では、PSA Gem Mint 10とグレーディングされた1999年のポケモン第1版 (Pokémon 1st Edition) の完全セットが9万8,400ドル (約1,120万円) で売買されている。PSAがグレーディングした3,100万個の収集品のうち、68%はスポーツカードであった。

アラムは次のように述べている。「カードの真贋鑑定とグレーディングというプロセスは日本でほとんど知られていないため、新しい消費者や将来のホビーイストを市場に誘致する絶好の機会です。」

PSAのスティーブ・スローン (Steve Sloan) 社長も、アラムの見解に同意している。「PSAの新支社は、日本のスポーツカードやスポーツ以外のカードの収集家の方々に、収集品をグレーディングするメリットについてのより良い理解をもたらします。この新支社では、東京に本部を構えることで、アジア市場全体のサービス向上にもつながります。」

言葉の壁や時差のため、日本の収集家は過去にPSAを利用しにくかったが、PSAの新しい東京事務所の開設によって変化する。

明確化のために記載するが、カードの真贋鑑定、グレーディング、PSAの公式特殊ホルダーにカードを取り込む作業は引き続き米国で実施され、PSAの日本支社からカリフォルニアにある本社までバルクメールとして月1回発送される。新設したオフィスのウェブサイトは、www.PSAcard.co.jpであり、分かりやすいようにすべて日本語で書かれている。

アラムは、早期には日本からの依頼の50%を野球カードが占め、主にNPBの選手のカードになると予想している。スポーツ以外のカードとしては、ポケモン (Pokémon)、遊戯王 (Yu-Gi-Oh!)、マジック: ザ・ギャザリング (Magic: The Gathering) も高い割合を占めると予想される。

PSAについて詳しくは、www.PSAcard.co.jpをご覧ください。

報道関係者向け問い合わせ先
トニー・アラム (Tony Aram)、03-4405-5847
taram@collectors.com

本発表に付随する写真は以下から入手可能である。
http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/1689439e-712b-4a67-b5e5-c54d54060cf5/jp
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PSAジャパンのビジネスディレクター、トニー・アラム。 PSA Mint 9状態の1952年トップス社のミッキー・マントル#311カード、今年、3億2,400万円で売却された。