エフィニックス (Efinix®) がサムスンと提携し、10nmシリコン・プロセスでクオンタム (Quantum™) eFPGAを開発


カリフォルニア州サンタクララおよびソウル発 , May 09, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- プログラマブル製品のプラットフォームとテクノロジーの革新的企業であるエフィニックス (Efinix®) およびサムスン電子 (Samsung Electronics) は本日、サムスンの10nmシリコン・プロセスでクオンタム (Quantum) eFPGAを開発するパートナーシップを発表しました。

エフィニックスの共同創設者兼CEO兼社長であるサミー・チュング (Sammy Cheung) は次のように述べています。「このことは、40nmトライオン (Trion™) T20 FPGAから10nmクオンタムeFPGAへの大きな飛躍です。クオンタム・アーキテクチャがシリコン・プロセスにとらわれない特質である事のみならず、サムスン・メモリ事業部 (Samsung Memory Business Unit) からの多大なサポートにより、当社はPDKからGDSへの移行を実現しています。クオンタムによるパワー・パフォーマンス・エリアの優位性ならびにサムスンの最先端シリコンの製造技術を組み合わせるこのパートナーシップでは、AI、データセンター、通信インフラなどの市場に、最先端のFPGAシリコンソリューションを提供します。」

サムスン・ベンチャーズ (Samsung Venture Investment Corporation) の担当者は次のように述べています。「当社が2017年にエフィニックスに当初の投資を行って以来、同社が大きな進歩を遂げたことを喜ばしく思っています。将来的には、この他の多くのサムソンのソリューションの中にエフィニックスのFPGAテクノロジーが組み込まれることを想定しています。」

アルテラ・コーポレーション (Altera Corporation、現インテル (Intel) の一部門) の元ワールドワイド・オペレーション兼エンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントであるビル・ハタ (Bill Hata) は次のように述べています。「エフィニックスは、クオンタムeFPGAとサムスンの10nm FinFETプロセスを組み合わせることで、パワー・パフォーマンス・エリアにおける最も強い競争力を持つFPGAテクノロジーを生み出しました。FinFETプロセスでFPGA製品を開発することは非常に困難で、課題が多くあります。エフィニックスは短期間でこの偉業を成し遂げ、優れたエンジニアリングとプログラム管理を実証しました。」ハタは半導体業界において30年以上にわたる経験を持ち、エフィニックスの顧問委員を務めています。

デザイン・オートメーション・カンフェランス

さらに、エフィニックスは6月2日~6日にラスベガスで開催されるデザイン・オートメーション・カンフェランス (Design Automation Conference) で、革新的なFPGAプラットフォームを展示します。エフィニックスとの打合せのご要望、ならびにサムスン10nmでのクオンタムeFPGAのパートナーシップの詳細情報につきましては、以下のリンク先をご参照下さい。https://www.efinixinc.com/promo/dac2019/index.php

エフィニックス社について

プログラマブル半導体デバイスの革新的な半導体メーカーであるエフィニックス社 (Efinix) は、同社のTrion™ (トライオン) FPGAプラットフォームを用いたエッジAIコンピューティングの将来の成功を推し進めています。Trion™ FPGAの要素技術の中心は、従来のFPGAのアーキテクチャと比べて4倍以上の優位性(消費電力・性能・チップ面積)を実現した、エフィニックス社の画期的なクオンタム (Quantum™)と呼ぶ FPGA半導体技術です。4Kから最大200Kまでのロジック・エレメントを提供するTrion™ FPGAは、小型のフォームファクター(ハードウェアの寸法や形状などを決定付ける要因)と低消費電力を実現し、量産に適した価格設定になっております。エフィニティ (Efinity®)と呼ぶ 統合開発環境ツールは、RTLからビットストリームまで、完全なFPGA設計が可能なパッケージ・ソフトウエアです。消費電力・性能・チップ面積という点で高い優位性を備えるTrion™ FPGAは、カスタム・ロジック、コンピュータ・アクセラレータ、機械学習、深層学習等の用途に最適です。エフィニティを利用することで、お客様はFPGAあるいはシステム全体を途切れなくクオンタムASICに移行して、とてつもない膨大な大量生産も実現できます。

詳細につきましては、http://www.efinixinc.comhttp://www.efinixinc.comをご覧ください。

問い合わせ先

レラバンズ・パブリック・リレーションズ (Relevanz Public Relations) エフィニックス社担当
スティーブ・ストラッツ (Steve Stratz)
206-300-9134
steve@relevanzpr.com