タコニック・バイオサイエンシズ、国際宇宙ステーションでの第二次齧歯類研究を援助

今後の研究は、ヒトの健康の進歩に寄与する重要な参照データを提供するだろう


ニューヨーク州レンセリア発, Sept. 04, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 遺伝子改変動物モデルソリューションのグローバルリーダーであるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、国際宇宙ステーションでの第二次齧歯類研究に研究援助として参加することを発表した。 

タコニックと米国航空宇宙局 (NASA) との協力の歴史は、1985年にさかのぼる。以前のNASAのプログラムは、NASA独自の研究の発展を目指し特定の生物学的機能を調査する目的で行われ、学術機関と企業の両方、またはいずれか一方との共同研究だったが、齧歯類調査基準 (RRR) ミッションについては、証明も反証もされていない。本プロジェクトは、国際宇宙ステーション (International Space Station: ISS) 国立研究所、米国航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration: NASA)、バイオサーブ・スペース・テクノロジーズ (Bioserve Space Technologies) の直接の共同研究で、レイドス・コーポレーション (Leidos Corporation) とタコニックの協力により実施される。これらの研究モデルは、特定の研究に関連するものではない。宇宙プログラムに止まらず、研究者たちに重要な参照データを提供するもので、より大きな影響力を持つ。2019年3月、国際宇宙ステーションとタコニックは、提案書要請 (requests for proposals、RFP) を提出し、このミッションの標本へのアクセスを希望する科学者を募った。   

7月27日には、ドラゴン (Dragon) 有人宇宙船を搭載したスペースX (SpaceX) のファルコン (Falcon) ロケットが打ち上げられた。ドラゴンには、40匹のタコニックC57BL/6NTacマウスが乗せられ、第二次齧歯類調査基準ミッション (RRR-2) のため国際宇宙ステーションへと出発した。この7月のミッションは、年齢の異なる2匹のマウスの健康状態への微小重力の一般的な影響を測定した以前のミッション (RRR-1) を発展させたものである。RRR-1では、遺伝子上の近交系マウス系統BALB/cAnNTacが利用された。研究者は今では、どちらが最適な翻訳データかについて知見を得るため、この二つの系統から得られた結果を比較することができ、それにより将来の治療における臨床的効果を予測する能力も高まる。 

ドラゴン有人宇宙船とマウスは、8月29日に地球に帰還した。マウスを安全に研究所に輸送した後、標本が収集され、参加研究者に配布される。 

「タコニックのミッションは、ヒトの健康の急速な進歩のため、最良の動物モデルソリューションを研究者に提供することです。国際宇宙ステーション国立研究所との共同研究で、当社は、微小重力環境下での重要な参照データを利用しやすい形で広く提供することにより、研究援助を行います」と、タコニックの科学サービス担当バイスプレジデントのジョン・カウス博士 (Dr. John Couse) は述べている。「科学者らは、この変異への生物学的反応、また細胞・分子レベルでの反応について、より深く理解できるようになるでしょう。それにより、新薬開発を促進する正しい疾患モデルの同定という進行中の問題の解決にも役立つでしょう。」

タコニックの動物モデルソリューションを用いることで、貴社の研究がどのように進展するかについて詳しく知るには、電話1-888-TACONIC (888-822-6642、米国)+45 70 23 04 05 (ヨーロッパ)、またはメールinfo@taconic.comまで問い合わせされたい。

タコニック・バイオサイエンシズについて
タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences, Inc.) は、遺伝子改変齧歯類モデルおよびサービスにおける各種認可を有するグローバルリーダーである。1952年に創立され、世界各地の貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、流通を支援するための最適な動物ソリューションを提供している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、免疫療法用マウスモデル、統合型モデル設計・繁殖サービスを専門とするタコニックは、米国およびヨーロッパに3か所のサービスラボと6か所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界のほぼどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷機能を備えている。

報道関係者向けの問い合わせ先:
ケリー・オーウェン・グローバー (Kelly Owen Grover)
マーケティングコミュニケーション担当ディレクター
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