カリフォルニア州サンタクララ発, Aug. 06, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- トンネル磁気抵抗効果を利用した画期的なXtremeSense™ TMRセンサーの主要サプライヤーであるクロッカス・テクノロジー (Crocus Technology Inc.) は本日、特許取得済みのクロッカス独自のTMRテクノロジーに基づく、高分解能の絶縁型・接触型電流センサーCT110を発表した。超小型パッケージのCT110は、広範な作動温度における非常に正確な電流測定を実現している。また、簡潔な設計により回路の複雑さが解消され、絶縁性が備わっている。
CT110はコアのないデバイスで、クロッカスの最先端テクノロジーXtremeSense TMR 1Dに基づいており、AC電流またはDC電流の非常に小さい変動を正確に検知する一方、通常の総合出力誤差はクラス最高の0.5%未満を達成している。 クロッカスのCT110は、5A~15Aに対応する構成で、低ノイズと高感度により電流の5mA未満の変動検知を実現している。従来のホールセンサーテクノロジーでは磁束ガイド、大きな信号増幅、温度補正を必要とするが、それらの問題が解消されている。CT110はレシオメトリックデバイスであり、200kHzのサンプリング周波数と低消費電力で、2.7V~5.5Vの範囲でのアナログ出力を可能としている。
クロッカス・テクノロジーの社長兼CEO、ザック・デイリ (Zack Deiri) は次のように述べている。「CT110は、クロッカスがTRM電磁検出テクノロジーで到達した進歩を示すものです。CT110は確実な検知分解能を提供します。広い温度範囲で安定したパフォーマンスを発揮でき、設計も簡潔です。クロッカスのXtremeSense TMR 1Dテクノロジーの特長は、極めて低いノイズ、高感度、高直線性、少ない温度ドリフトのほか、既存の検出テクノロジーを時代遅れにしているヒステリシスがほとんどないことです。CT110は、クロッカスが電力モニタリング用途を対象に今年発表するデバイスファミリーの1つです。CT110は消費者や企業、産業利用向けのパーフェクトな電流センサーです。超小型パッケージで高分解能のため、スマートプラグやIoTデバイス、電化製品、ドローン、LED照明、充電器、電動工具、PC、サーバーなどの用途に適しています。CT110は、分流抵抗器を絶縁増幅器と組み合わせて使用している場合など、電流モニタリングを必要とする用途に最適です。お客様のシステム評価をシンプルに進めるため、クロッカスでは、複数の電流検出構成で評価ボードを提供しています。」
CT110は、目立たない超小型パッケージの6リードDFNパッケージで、サイズは3.00 x 3.00 x 0.95mmである。現在、サンプルと評価ボードが入手可能で、2020年9月に生産が開始される。CT110について詳しくは、https://crocus-technology.com/integrated-current-field-sensor/から製品ウェブサイトを閲覧されたい。
クロッカス・テクノロジーについて
クロッカス・テクノロジー (Crocus Technology) は、同社の特許取得済みセンサーテクノロジーであるXtremeSense™ TMRに基づいて、最先端の電磁センサーを開発、製造している。クロッカスの画期的な電磁センサーテクノロジーは、高い精度と分解能、安定した温度パフォーマンス、低電力消費が求められるIoTやスマートデバイス、産業、消費者、医療、自動車エレクトロニクスなどに利用され、飛躍的な進歩をもたらしている。同社はカリフォルニア州サンタクララに本社を構える。詳しくは、http://www.crocus-technology.comを閲覧されたい。
© 2020 Crocus Technology International Corp. All rights reserved. Crocus Technology、XtremeSense、およびその組み合わせは、Crocus Technology Inc.およびCrocus Technology SAの商標である。その他の名称は、情報提供のみを目的として使用され、それぞれの所有者の商標の可能性がある。
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クロッカス・テクノロジー
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