OMERSインフラストラクチャ、アジューレ・パワー株式の19.4%取得に合意

この取引により、カナダの年金基金によるインドへの直接投資と、グローバルの再生可能エネルギー業界に対するエクスポージャーが拡大


シンガポール発 , Aug. 03, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- OMERSインフラストラクチャ (OMERS Infrastructure) は本日、国際金融公社 (International Finance Corporation) およびIFC GIFインベストメント・カンパニーI (IFC GIF Investment Company I) から、アジューレ・パワー・グローバル (Azure Power Global Limited、NYSE: AZRE) の株式約19.4%を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。その対価は総額約2億1,900万ドル (約240億9,000万円) となる。アジューレ・パワーは2008年に設立された、インドに拠点を置く大手独立系再生可能エネルギー電力事業者で、稼働中の発電容量最大2 GW、建設中または取得済の容量最大5 GWの資産ベースを擁している。

OMERSインフラストラクチャ上級副社長兼グローバル統括のアンズリー・ウォレス (Annesley Wallace) は次のように述べている。「今回のアジューレ・パワーへの投資契約は、高品質の再生可能電力とエネルギー転換資産に対するOMERSの強い関心、ならびに投資先としてのインドやアジア太平洋地域広域に対する関心を示すものです。この取引は、経営状態の良い資産の強力なポートフォリオを構築するという当社の使命を直接支持するもので、長期的に加入者への年金支払に寄与します。」

OMERSインフラストラクチャのアジア担当マネージングディレクター、プラティーク・マヘシュワリ (Prateek Maheshwari) は次のように述べている。「アジューレ・パワーのビジョンは、低コストのクリーンエネルギーを、効率よく、持続可能で、社会的責任のある方法で提供することです。OMERSは、経営陣や他の投資家と協力して、アジューレ・パワーの目標達成を支援できることを誇りに思っています。この取引締結は、2019年にIndInfravitの有料道路プラットフォームに投資して以来、インドで当社2つめのインフラ投資となります。世界各地の市場で、投資を堅実に分散化するというOMERSの目標を支持すべく、インドとアジア太平洋全域で、さらに有望な投資機会を今後も追求していきます。」

OMERSインフラストラクチャが世界的に保有する再生可能エネルギー関連資産には、リーワード・リニューアブル・エネルギー (Leeward Renewable Energy) などがある。同社は、成長志向の再生エネルギー企業で、米国の9州に22の再生エネルギー施設のポートフォリオを所有、運用しており、設置済み容量は計2 GWを超える。リーワード本社は、テキサス州ダラスにある。

この取引の完了は、8月上旬になると見込まれる。アンビット・プライベート・リミテッド (Ambit Private Limited) が、OMERSインフラストラクチャの投資アドバイザーを務めた。

問い合わせ先:
ニール・フラブ (Neil Hrab)
シニアマネージャー
416-369-2418
nhrab@omers.com

OMERSおよびOMERSインフラストラクチャについて:
 
OMERSインフラストラクチャ (OMERS Infrastructure) は、カナダオンタリオ州地方自治体職員の確定給付型年金基金OMERSに代わって、世界的にインフラ投資を管理している。投資は、持続可能かつ手頃な価格で、有意義な年金をOMERS加入者に提供できるよう、安定した運用益を目指している。

OMERSの分散化された大規模インフラ資産ポートフォリオは、エネルギー、デジタルサービス、交通、政府規制サービスなどの業界を含み、安定性と堅調なキャッシュフローを実現している。OMERSチームはトロント、ロンドン、ニューヨーク、アムステルダム、ルクセンブルク、シンガポール、シドニーなど、北米および欧州の主要都市を拠点として、加入者と雇用主にサービスを提供し、公開市場、プライベート・エクイティ、インフラ、不動産など、分散した高い品質の投資ポートフォリオを組成、管理している。OMERSはカナダ最大の確定給付型年金基金の1つで、純資産は1,050億カナダドル (約9兆2,400億円) に上る。

詳しくは、www.omersinfrastructure.comを閲覧されたい。