ゼナス・バイオファーマ、ゼンコアからオベキセリマブの世界的独占権を取得


ゼンコアは前払金としてゼナス株式を追加で取得する権利を受ける。目標達成時に最高4億8,000万ドル (約547億2,000万円) と製品売上純額に対するロイヤルティを受ける資格も獲得

オベキセリマブは新奇の二重特異性抗体でファーストインクラスの自己免疫疾患治療薬として期待される

カリフォルニア州モンロビア、香港およびボストン発, Nov. 22, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- がんおよび自己免疫疾患の治療に遺伝子組み換えモノクローナル抗体とサイトカインを開発する臨床用バイオ医薬品企業であるゼンコア (Xencor, Inc.、NASDAQ: XNCR)、ならびに米国と中国を拠点に免疫治療薬の開発と提供に取り組むグローバルなバイオ医薬品企業であるゼナス・バイオファーマ (Zenas BioPharma、以下「ゼナス」) は本日、ゼナスが治験用抗体のオベキセリマブを世界的に開発、製造、販売する独占権をゼンコアより取得したことを発表した。

オベキセリマブは、可変ドメインを持つCD19を標的とするファーストインクラスの二価抗体で、ゼンコアのXmAb®免疫抑制Fcドメインを用いて、免疫系の重要な成分であるB細胞の機能を阻害する受容体FcγRIIbを標的とする。ゼンコアは臨床試験の初期段階で、オベキセリマブが細胞の枯渇なく、効果的にB細胞の機能を阻害し、複数の自己免疫疾患患者に有望な治療効果をもたらすことを実証した。

ゼナス社長兼CEOのホア・ムー (Hua Mu) 博士は次のように述べている。「ゼナスは、差別化された医薬品候補の幅広いパイプラインの試験を進めて、医療ニーズが満たされていない患者にクラス最高のイノベーションをもたらすことを目指しています。当社ポートフォリオに本日、オベキセリマブが追加されたのは喜ばしいことです。その臨床プロファイルをもとに、多数の自己免疫疾患治療に有望なファーストインクラス候補として位置付けできると考えています。」

ゼンコア社長兼CEOのバシル・ダヒヤット (Bassil Dahiyat) 博士は次のように述べている。「オベキセリマブは、B細胞の枯渇なく、B細胞活性を強力かつ広範に阻害するため、他のB細胞標的治療薬と差別化されています。また、B細胞の阻害が実績ある戦略である状況で、疾患修飾活性が示されています。ゼナス・バイオファーマには、自己免疫疾患患者のため、オベキセリマブなどの治療薬開発に広く、積極的に取り組むパートナーが存在します。そのため、ゼンコアはXmAb二重特異性抗体とサイトカインのパイプラインを通じて提供されるさらに大きな機会に今後も集中して取り組むことができます。」

新たな契約条件の下、ゼナスはゼンコアに対して、ゼナス株式を追加で取得できる権利を与えるワラントを発行する。ゼナスが新株発行を伴う資金調達の次ラウンド完了後 (一定の要件を満たすことが条件となる)、ゼンコアのゼナス株式総数は完全希薄化後資本の15%となる。ゼンコアは、別のライセンス契約の下、ゼナス株式をすでに取得している。さらにゼンコアは、一定の臨床開発、規制および販売の目標達成時に最高4億8,000万ドル (約547億2,000万円) を受け取る資格を有している。さらに、オベキセリマブが発売されると、1桁から10%台半ばまでのロイヤルティを受け取ることができる (地域により異なる)。ゼナスは、世界的にオベキセリマブの研究、開発、規制、および販売活動を推進する責任を単独で負う。

ゼンコアについて

ゼンコア (Xencor, Inc.) は、がんおよび自己免疫疾患の治療向けに遺伝子組み換えモノクローナル抗体とサイトカインを開発する臨床用バイオ医薬品企業である。現在、同社のXmAb®テクノロジーにより開発された22の医薬品候補が、社内およびパートナーと共同で臨床開発段階にある。ゼンコアのXmAb抗体組み換えテクノロジーは、タンパク質構造をわずかに変化させることで、新たな機序で治療効果をもたらす。詳しくは、www.xencor.comを閲覧されたい。

ゼナス・バイオファーマについて

ゼナス・バイオファーマ (Zenas BioPharma) は、中国と米国を拠点とするグローバルなバイオ医薬品企業で、米国、中国および世界各地の患者に免疫治療薬を開発して提供するリーダーを目指している。ゼナスは、幅広い革新的治療薬のパイプラインを急速に進展させており、事業開発戦略の成功を通じて、今後も継続的な成長が見込まれる。経験豊富な経営チームとビジネスパートナーのネットワークを通じてオペレーショナルエクセレンスを推進し、自己免疫疾患や希少疾患に直面する人々の生活を改善するために、画期的な治療薬候補を提供している。ゼナス・バイオファーマについて詳しくは、www.zenasbio.comを参照するか、Twitterのアカウント@ZenasBioPharmaLinkedInをフォローされたい。

ゼンコアの将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、適用される証券法の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。将来の予測に関する記述とは、過去の事実に関する記述以外の記述であり、通常、「潜在的な」、「はずである」、「予定する」、「計画する」、「可能性」、「かもしれない」、「するつもりだ」、「期待する」、「予想する」、「模索する」、「待ち望む」、「信じる」、「取り組む」、「研究段階」などの単語が使われていること、または自己免疫疾患患者治療に有望なオベキセリマブの開発、オベキセリマブの商業的可能性、オベキセリマブの安全性、忍容性、有効性、薬物動態に関連する明示的または暗示的な説明、ゼンコア社長兼CEOの発言の引用、過去の事実に関する記述以外の記述などにより特定できる。こうした記述は、ゼンコア経営陣の現在の確信、期待、想定に基づくもので、既知の、または不測のリスク、不確実性、その他の要因により大きく影響を受け、実際の結果、業績または成果、ならびに事象のタイミングがかかる記述で暗示されるものとは大きく異なる原因となる。そのため、将来の予測に関する記述は、将来の実績や結果を保証するものとして解釈すべきではない。このようなリスクには、人々の治療薬として安全かつ有効な医薬品の創薬、開発、製造、販売のプロセスに関連するリスク、ゼンコアの公的な有価証券報告書に記載されるその他のリスクが含まれるが、これらに限定されない。以上およびその他の要因の詳細については、2020年12月31日に終了した年度のForm 10-Kによるゼンコアの年次報告書、および証券取引委員会にゼンコアが提出したそれ以降の書類を参照されたい。これらの将来の見通しに関する記述はリリース日時点の事項を述べているに過ぎないため、過度の信頼を置かないように注意されたい。以上の注意事項は、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) (改正) の免責条項に基づいたものである。将来の見通しに関する記述はすべて注意事項に記された範囲内のものであり、法律で義務付けられている場合を除いて、ゼンコアはリリース日以降の事象や状況を反映して本プレスリリースの内容を改定または更新する義務を負わない。

問い合わせ先

ゼンコアの投資家向けの問い合わせ先:
チャールズ・ライルズ (Charles Liles)
cliles@xencor.com

ゼンコアの報道関係者向けの問い合わせ先:
ジェイソン・I・スパーク (Jason I. Spark)
カナル・コミュニケーションズ (Canale Communications)
619-849-6005
jason@canalecomm.com

ゼナスの投資家向けの問い合わせ先:
IR@zenasbio.com

ゼナスの報道関係者向けの問い合わせ先:
ローレン・バーレット (Lauren Bartlett)
lauren.bartlett@zenasbio.com