AOPヘルスは、白血病治療に関する研究を開始

AOPヘルス(AOP Health)は、ルーコス・バイオテック(Leukos Biotech)との協定書に署名し、新たに発見された化学物質のさらなる開発に努めている。この協定書により、AOPヘルスは、血液腫瘍学研究分野をさらに一層拡張させ、長期的には特定の白血病患者に追加治療オプションを提供する。


オーストリア・ウィーン発, Aug. 01, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- AOPヘルスグループ(AOP Health Group)(AOPヘルス)は、オーストリアのウィーンに本社を置き、希少疾患向けの統合治療法および救命救急診療での欧州における先駆者である。同社は、革新的な治療ソリューションの研究、開発および世界での販売に重点を置いており、起床疾患の治療法と集中治療に特化している。7月初旬に、AOPヘルスは、バルセロナに本拠を置くホセ・カレーラス白血病研究所が創設したスピンオフ企業であるリューコス・バイオテックとの協定書に署名した。AOPヘルスが署名した協定書は、腫瘍性疾患または希少疾患に限定されない治療可能な適応症の枠内で新たに発見された化学物質の開発への選択肢を網羅している。

協定書が新しい治療分野の基礎を構築

まず、AOPヘルスは、急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)への治療オプションの開発に重点を置く。双方ともに、骨髄で始まることが多い白血病の特殊なタイプの疾患である。AOPヘルスグループの会員であるAOPオーファン・ファーマシューティカルズ有限会社(AOP Orphan Pharmaceuticals Gmbh)の最高事業責任者であるアグネス・コール(Agnes Kohl)は、次のように説明している。「肯定的なデータに基づき、当社計画では後期におけるAMLとMDS以外でもさらに奇病適応症への開発を拡張することとしている。この協定書により、当社はその治療領域の範囲内でのポートフォリオ(製品構成)を広げ、患者にさらにもっと多くの治療オプションを提供できるようになる。」

リューコスとの連携による開発

AOPヘルスは、稀少な血液腫瘍がんに重点を置いており、血液腫瘍治療の開発および商品化での長年にわたる経験を保有しているため、同社は新しい作用機序に基づきリューコスと連携しながら物質のさらなる開発を推進する。これは、潜在的に多くの血液がん患者やその他のがん患者の治療におけるマイルストーンを達成する可能性を秘めている。リューコス・バイオテックの最高経営責任者であるルイス・ルイス・アビラ(Luis Ruiz-Avila)は、次のように述べている。「当社は、広範囲にわたる腫瘍への新たな治療法の開発に重点を置いている。当社は、ホセ・カレーラス白血病研究所からの素晴らしい科学的知見を必要としているがん患者への貴重な製品に変換することを目的として誕生しており、この協定書はその方向での非常に重要なステップである。当社は、AOPヘルスが、この有望で新奇な作用機序を広範囲にわたる未充足の医療ニーズを有する患者にとっての臨床的事実にするのに適切なパートナーであると確信している。

AOPヘルスについて

AOPヘルスグループは、その本社をオーストリアのウィーンに構えるAOP オーファン・ファーマシューティカルズ有限会社を含むいくつかの企業を編入している(「AOPヘルス」)。AOPヘルスグループは、希少疾患向けの統合治療法および救命救急診療での欧州における先駆者である。過去25年以上にわたり、当グループは、ウィーンにあるその本社、その子会社および欧州・中東全域にわたる駐在員事務所からの、ならびに世界中の提携先を通じて運用されている統合治療法ソリューションの確固たる提供者となってきた。このような開発は、一方では研究と開発への継続的な高水準の投資および他方ではそのすべての利害関係者(ステークホルダー)-特に患者とその家族ならびにその治療にあたる医療従事者のニーズに対する非常に一貫した実用的な方向付けにより可能となってきた。

リューコスについて

リューコス・バイオテック有限会社(Leukos Biotech, SL)(リューコス)は、ホセ・カレーラス白血病研究所(Josep Carreras Leukaemia Research Institute)から生まれたスピンオフ会社で、2015年にバルセロナで編入された。同社は、セロトニン受容体HTR1Bを標的とする多種多様な腫瘍の新たな治療・診断ツールを開発しており、その抗腫瘍の可能性については、リューコスの創設者であるルス・リスエニョ博士(Dr. Ruth Risueño(がホセ・カレーラス白血病研究所にあるその実験室で最初に記述し特許を取得した。リューコスへの主な資金援助は、個人投資家や機関投資家によるものである。主な株主は、インベレディ(Inveready)、CDTIインビエルテ(CDTI Innvierte(およびホセ・カレーラス財団(Josep Carreras Foundation)である。投資家による支援以外にも、リューコスは、各種プログラムでカタロニア政府、スペイン政府および欧州連合からの非希薄化助成金・融資を享受している。

ホセ・カレーラス財団について

ホセ・カレーラス白血病財団(Josep Carreras Leukaemia Foundation)は、この疾患の根治方法の発見に寄与することを目的として、1988年に設立された。その取り組みは、次のような4つの基本領域に集中している:スペイン骨髄ドナー登録簿(Spanish Bone Marrow Donor Registry)(REDMO)の管理、ホセ・カレーラス白血病研究所が行う科学研究、オンライン患者診察チャネルを通じた患者への指導、および治療を受ける必要があり長期間自宅から離れて過ごす必要がる患者用の受け入れ先アパート。

ホセ・カレーラス白血病研究所について

カタルーニャ政府(Generalitat de Catalunya)のCERCAネットワークに属する公的センターであるホセ・カレーラス白血病研究所は、白血病およびその他の腫瘍性血液疾患の分野での生物医学研究およびオーダーメード医療の促進を目的として、2010年に設立された。これは、白血病および悪性血液疾患にもっぱら焦点を当てている欧州で最初の研究センターであり、世界では極めて稀な機関の一つである。ホセ・カレーラス研究所には、次のような3つの調整の取れたただし独立した科学キャンパスがある。バルセロナ大学病院クリニック・キャンパス(Barcelona Hospital Clínic Campus)、カタロニア腫瘍研究所(Catalan Institute of Oncology)/ジャーマンズ・トリアス・イ・プジョル・キャンパス(Germans Trias i Pujol Campus)、およびサン・パウ-バルセロナ自治大学(UAB)キャンパス(Sant Pau - Autonomous University of Barcelona (UAB) Campus)

インベレディについて

インベレディは、スペインでの大手代替資産運用会社であり、初期段階ベンチャーキャピタル(VC)、成長VC、ベンチャーデット、上場企業の戦略的株式、インフラとプライベートエクィティに投資し、そのライフサイクル全体を通じて企業に財務ソリューションを提供している。2008年に創設されたインベレディは、200社もの活発な企業と10億ユーロ(約136億円)を超える運用資産を活用している。インベレディは、2008年以降生命科学部門の企業に投資してきた。この業界への注目に値する投資として、アトリスヘルス(Atrys Health)(スペイン市場に上場)、EDESAバイオテック(EDESA Biotech)(ナスダックに上場)、AVXファーマ(AVX Pharma)(エアリー・バイオテック(Aerie Biotech)に売却)およびパロビオファルマ(PaloBiofarma)(ノバルティス(Novartis)とのライセンス契約)がある。インベレディはサン・セバスティアンに本社を構え、バルセロナとマドリードにその他の事務所がある。同社は、その資金と取引に対する収益について、数多くの機会でスペイン資本成長投資協会(ASCRI)とプレキン(Preqin)による表彰を受けている (詳細については、www.inveready.comを参照のこと)。

マグ・ニナ・ロス(Mag Nina Roth)、MAS
nina.roth@aop-health.com

AOPヘルス
ニーズ。科学。信頼。

AOP オーファン・ファーマシューティカルズ有限会社
AOPヘルスグループ会員

Leopold-Ungar-Platz 2, 1190 Vienna, Austria
aop-health.com

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