Copenhagen Infrastructure Partners、CI Energy Transition Fund Iの募集を30億ユーロのハードキャップで締め切り


デンマーク、コペンハーゲン, Aug. 31, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- Copenhagen Infrastructure Partners (CIP) が同社の新しいファンド、CI Energy Transition Fund I (CI ETF I) を最終的に締め切った。同ファンドには募集額を超えた申し込みがあり、30億ユーロのハードキャップで締め切られた。これによりCI ETF Iは世界最大の専用クリーン水素ファンドになる。

CI ETF Iは北欧 (~25%の出資)、ヨーロッパ (~45%)、アジア太平洋 (~20%)、および北米 (~10%) の投資家からの出資を得た。CIPファンドの既存の投資家と新しい投資家の間のスプリットは約50/50である。同ファンドの投資家の土台は約65人の機関投資家で構成され、その内訳は主に年金ファンド、生命保険会社、ソブリンウエルスファンド、アセットマネージャー、およびファミリーオフィスである。

「私たちは既存および新規の機関投資家からなる有望なグループをCI ETF Iに迎えることができて大変喜んでおります。また、投資家達がクリーンエネルギーインフラストラクチャのプロジェクトに対する当社の自信と願望を共有してくれたことに感謝しています。彼らと共にエネルギー移行の次段階においてCIPで投資を行っていきたいと思います。Power-to-Xのようなソリューションが、パリ協定の責務を果たしてエネルギーの独立性を達成するために、次の大きな飛躍を図っている国や業界にとっての鍵となります。業界のパイオニアとして、かつグリーンフィールドの再生可能インフラストラクチャへの投資における世界市場のリーダーの1人として、CIPはこのセグメントに投資できるユニークな立場にあります」とCIPのマネージングパートナー、Jakob Baruël Poulsenは語る。

CI ETFは、業界規模のPower-to-X (PtX) プロジェクトなど次世代の再生可能インフラストラクチャへ投資する。そして、機関投資家がいわゆる排出ガスの削減困難な業界の脱炭素化に参加できるようにし、グリッドバランスを通したエネルギーミックスによる再生可能な発電のさらなる統合をサポートする。同ファンドは主にOECDのグリーンフィールドプロジェクトに注力し、グリーンな燃料や原材料、およびCO2を出さない肥料の使用を通して、農業、航空、船舶、化学製造、および製鉄などの業界の脱炭素化に貢献することを目指す。

CI ETF Iは、メインの再生可能エネルギーへの移行のためのファンドを開設する上で、CIPの優れたファンド戦略の不可欠な一部となっている。同ファンドは、CIPの既存のファンドと同じ立証済みの価値創出とリスク排除のアプローチを適用する。ただし、こちらはPtXに関してCI ETFに注力する。CI ETF IはCIPの業界で培ったスキルを適用して、プロジェクトの最適化とリスク排除を行う。これにはとりわけプロジェクトデザイン、パートナー選択、そして契約作成が重要になる。リスク排除が完了すると、プロジェクトには核となるインフラストラクチャ特性を持つことが期待される。それには長期的な取引量に関する契約が含まれる。

CI ETF Iは強力なスタートを切った。なぜなら、FIDが投資を引き受け、またいくつかの魅力的な業界規模での開発段階にあるPtXプロジェクトの所有権を持ったからであるが、このプロジェクトは生産テクノロジーや取引量の市場において多様な露出がされる。このプロジェクトでは特に西欧 (デンマーク、ノルウェー、スペイン、ポルトガル)、南米 (チリ)、およびオーストラリアにおいて、GW規模の再生可能エネルギー生産と電解容量に基づいて、グリーンな水素、グリーンなアンモニア、そして持続可能な航空燃料を生産することが期待されている。

CI ETF Iの現在のポートフォリオが運用されるようになると、750万トン以上のCO2を毎年削減し (あるいは、道路上から160万台以上の自動車を取り除くのに等しい)、年間400万トン以上のグリーン燃料を提供できるようになると見積もられている。

CI ETF Iのマーケティングに関して、PlesnerおよびClifford Chanceの法律事務所が弁護士、KPMG Acor Taxが税務アドバイザー、そしてSelinus Capital Advisors、 Compagnie Financière Jacques Coeur (CFJC)、およびAllen Partnersが募集代理人になる。

Copenhagen Infrastructure Partnersについて
2012年に設立されたCopenhagen Infrastructure Partners P/S (CIP) は、今日グリーンフィールド再生可能エネルギー投資における世界最大の専門ファンドマネージャーで、海上風力発電のグローバルリーダーである。CIPが運営するこのファンドは、海上と陸上の風力発電、太陽光発電、バイオマスと廃棄物から得られるエネルギー、伝達と配分、予備容量、ストレージ、先進のバイオエネルギー、およびPower-to-Xに注力する。

CIPは10件のファンドを運営し、これまでにエネルギーへの投資と関連インフラストラクチャのために135人以上の国際的な機関投資家からおよそ190億ユーロを調達した。CIPは、グローバルなエネルギー移行における役割を加速しており、2030年にグリーンエネルギーへの投資において1000億ユーロを管理下におくことを目指す。CIPは、約340名の従業員を擁し、コペンハーゲン、ロンドン、ハンブルク、ユトレヒト、ニューヨーク、東京、シンガポール、ソウル、およびメルボルンにオフィスがある。詳細情報の参照先: www.cip.dk

 

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