エンサージ (Ensurge)、全固体リチウム電池の性能がウェアラブルおよびヒアラブルのイノベーションの障壁をなくすことを立証する技術データを発表

エンサージのエグゼクティブバイスプレジデントであるアーヴィンド・カマス (Arvind Kamath) が、テックブリック (TechBlick) イベントにおいて他のバッテリー専門家と共に、充電式全固体リチウムマイクロ電池技術開発における主要なマイルストーンについて報告


カリフォルニア州サンノゼ発, March 06, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンサージ・マイクロパワー (Ensurge Micropower (OSE: ENSUおよびOTCIQ: ENMPY) は、同社の全固体リチウムマイクロ電池技術が、ウェアラブルおよびヒアリング製品においてリチウムイオン (Li-ion) 代替品の性能を上回り、エネルギー密度が2倍、充電速度が3倍になることを示すデータを発表した。リチウムイオンマイクロ電池の限界のために、これまで製品メーカーは新機能や充電機能の強化など、市場の高まる需要に応えることができなかった。

エンサージは、テックブリック会議の参加者達に、同社のマイクロ電池のコアセルのテストから得られたデータを提供した。同社は、10月にも同様のコアセルをメーカーや戦略的パートナー候補に提供している。エンサージの技術・エンジニアリング担当バイスプレジデントであるアーヴィンド・カマスは、他の大手メーカー、研究所、市場アナリストと共に、先月開催された「全固体電池:革新、有望な新興企業、将来のロードマップ (Solid-State Batteries: Innovations, Promising Start-ups & Future Roadmap)」に焦点を当てたフォーラムに招待され、講演を行った。

同氏は次のように述べている。「エンサージのマイクロ電池のエネルギー生成層は非常に薄く、高い体積エネルギー密度 (VED) を達成するためには、基板やパッケージなどの非エネルギー生成材料が占めるスペースを最小限に抑えることが重要です。10ミクロンのステンレススチール基板を使用し、コアセルを積層してパッケージングする独自のプロセスにより、目標である1~100ミリアンペア時の容量内で、前代未聞の700ワット時/リットル (Wh/L) 以上のVEDを達成することができます」。

同氏は、同社が選択したアノードレス固体リチウム化学と自社のロールツーロール処理施設の使用により、従来の製造環境の生産規模を拡大することが可能になったことを説明した。また、同社のマイクロ電池が20分以内に80%の容量を達成する急速充電能力を示す充放電と電気機械インピーダンス分光法 (EIS) の結果も紹介した。同氏は、エンサージのマイクロ電池のコアセルが過去数ヵ月に数百サイクルを達成したことを示すデータを公開した。

カマスは次のように述べている。「これらの性能に関するマイルストーンは、エンサージの全個体リチウムマイクロ電池が、ウェアラブルやヒアラブルにおいてリチウムイオン代替品に取って代わり、これらの製品に革新的な新機能や新しい能力を与える準備が整っていることをさらに立証しています。今年中に量産される弊社のマイクロ電池は、ウェアラブルおよびヒアラブル用途の特殊な要件に最適化された小型超薄型電池の極めて大きな市場ギャップを埋めることになります」。

エンサージは、ゼロ湿度・アルゴン (AR) ベースの製造環境ではなく、通常的ロールツーロール製造プロセスで製造可能な初の固体リチウムマイクロ電池を開発した。これを高密度のセルスタッキングと高度なパッケージング技術を組み合わせることで、カスタマイズ可能なマイクロ電池のフォームファクターと、より小型のパッケージでリチウムイオンよりも大きなエネルギー容量と高速充電を実現している。また、このマイクロ電池は、より長時間の無線接続と無線伝送を実現する大電流パルスのための電力と容量の両方を提供する。コイン電池のソケットを手作業で組み付けたり、プリント回路板 (PCB) にはんだ付けしたりする必要があるリチウムイオン電池とは異なり、他の電子部品と同じ標準的な表面実装技術 (SMT) でウェアラブル製品やヒアリング製品に組み入れることができる。

エンサージ・マイクロパワーについて

エンサージは、1~100ミリアンペア時 (mAh) クラスのウェアラブルデバイス、接続センサーなどに向けた、超薄型で柔軟性、信頼性、根本的な安全性を備えた、初の固体リチウムマイクロ電池で、イノベーションのパワーアップ (Energizing Innovation™) を実現している。同社の革新的なエンサージ・マクロバッテリー (Ensurge Microbattery) は、ヒアラブル (補聴器とワイヤレスヘッドフォン)、デジタルおよびヘルスウェアラブル、スポーツおよびフィットネスデバイス、エネルギーハーベスティングを使用して日常生活に電力を供給するIoTセンサーソリューションなど、フォームファクターに制約のあるアプリケーションに最適なエネルギー密度の高い充電式製品を実現する。シリコンバレーの中心部に位置する同社の最先端の製造施設は、特許取得済みのプロセス技術と材料革新をロールツーロール生産方法のスケールと組み合わせて、エンサージ技術の利点を確立された市場と拡大する市場にもたらす。

問い合わせ先

ヴィージェイ・パーマー (Vijay Parmer)
営業・マーケティング担当VP
vijay.parmar@ensurge.com

キャロリン・フロム (Carolyn Fromm)
マグネット広報グループ (Magnet PR Group)
carolyn@magnetprgroup.com