3Dシステムズ、マルチマテリアル3dプリンター・ソリューションを画期的な合計使用コストで導入


  • 新しい「プロジェットMJP 5600 (ProJet MJP 5600) 」マルチマテリアル・コンポジット3Dプリンターは、大判マルチマテリアル・プリンターの新しいコストパフォーマンス基準を実現
  • 新しい「アキュラ (Accura) 」素材と「3Dスプリント2.5 (3D Sprint 2.5) 」を含めた拡張されたSLAソリューションは、より高速で効率の良い3D印刷を顧客に提供
  • 「ジオマジック・フリーフォーム2017 (Geomagic Freeform 2017) 」は、マス・カスタム設計および製造のための強化されたツールを提供

ピッツバーグ発, May 09, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 3Dシステムズ (3D Systems、NYSE:DDD) は本日、「ラピッド + TCT 2017 (RAPID + TCT 2017) 」見本市においてプラスチック積層造形におけるリーダー的地位の確立を加速させる新製品、素材、能力を発表した。

本発表の写真は、
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同社の発表内容には、最高2倍の速度で印刷可能な新しい「プロジェットMJP 5600 (ProJet® MJP 5600) 」の発売も含まれている。同機はビルド容量がより大きく、パーツのコストは競合相手のマルチマテリアル3Dプリンターと比較し最大40%安価である1。プロジェットMJP 5600も、新しい「3Dスプリント2.5 (3D Sprint™ 2.5) 」ソフトウェアを搭載し、ビルド所要時間の推定と素材の使用量推定を改善して生産性を向上させている。

プロジェットMJP 5600は、ベストインクラスのジェット噴射テクノロジーを備え、試作品や機能性試験、医療用モデリングに使用される高解像度パーツを実現する。システムのマルチマテリアル機能を利用すると、ボクセルレベルで剛体素材とエラストマー素材をデジタル方式で混合し、アセンブリーやゴム状コンポーネント、ジグ、装具、鋳型など、多様な用途で優れた機械的特性を実現する。ProJet MJP 5600では、3Dスプリント・ソフトウェアとの組み合わせにより、異なった素材の組み合わせを単一の部品内の個別のシェルに適用することも可能である。

3Dシステムズはまた、プロジェットMJP 5600用の新しい剛性黒色プラスチック素材「ヴィジジェット (VisiJet®) CR-BK」も発表した。同製品では、極めて要件の厳しい製品設計やモデルにも対応できる高度な機械的特性を持つパーツを生産する新しい機会を開拓している。

64ビットOS、10インチの大型ディスプレイ、そして複数のビルドを同時にスライシングする機能の搭載により、プロジェットMJPは同製品の旧モデル、プロジェットMJP 5500X (ProJet MJP 5500X) と比較しても、優れたユーザー・エクスペリエンスと高速なジョブ処理速度を実現する。

同社では、プロジェットMJP 5500Xの現在のオーナーにアップグレードプログラムを提供することでプロジェットMJP 5600の全機能を活用できるようにし、その投資を守る計画である。プロジェットMJP 5600は、6月に一般の販売を開始し、アップグレードプログラムは7月に予定されている。

3Dシステムズのシニア・バイスプレジデント兼プラスチック製品担当ジェネラルマネージャー、ジム・ルーダー (Jim Ruder) は次のように述べている。「本日の発表は、お客様がより良いパーツを、より迅速に、より安価に生産できるようにするソリューションをお届けすることで、3Dマルチマテリアル・プラスチック印刷における当社のリーダーシップ地位を拡張しています。」

新しいSLAマテリアルが市場の可能性を拡大

同社は、新しいステレオリトグラフィー (SLA) 素材2つの即時発売も発表した。

  • アキュラHPC (Accura® HPC) 」 (高性能コンポジット) は、プロX 800 (ProX® 800) 用であり、抜群の剛性および摩耗耐性が不可欠な風洞モデル、アセンブリー、溶接装具、その他のコンポーネントの用途のために、剛性と高スループット生産能力を組み合わせている。
  • アキュラ・フェニックス (Accura Phoenix) 」は、プロジェット6000および7000用であり、抜群の透明性と高温耐性を提供し、複雑な自動車用パーツやその他の用途における高温液体フローの視覚化のために最適である。

ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム (Renault Sport Formula One Team) の積層造形マネージャー、パトリック・ウォーナー (Patrick Warner) は次のように述べている。「当社のイノベーションは、大量の高性能風洞モデルを生産する能力に依存しています。アキュラHPCは、空力学試験で信頼性の高い結果を提供してくれ、この素材では生産スピードが加速するため、当社の車の性能を進歩させるために週に何百個ものパーツを用意できるようになります。」

新しい3Dスプリント2.5は、画期的な生産性を実現

ユーザーで劇的な生産性向上、パーツ品質改善、コスト節減を実現するため、3Dシステムズは3Dスプリント2.5ソフトウェアを発表した。プロジェットMJP 5600と共に、新規リリースでは同社現行のSLAラインおよびMJP、CJPプリンターにも対応している2

SLAプリンター用の3Dスプリントは、ユーザーの時間と費用を節約すると同時に、より優れたパーツ品質を実現する。3Dスプリント2.5のスマート・サポート (Smart Support) テクノロジーは、極めて効率の良いSLAサポートを提供し、より容易な除去、改善された表面仕上げ、素材の節約を達成する。また、ソフトウェアのスライシング・アルゴリズムを大幅に改善したため、更なる生産性およびパーツ品質の向上につながる。より直感的なインターフェイスを搭載しているため、コストパフォーマンスに優れた能率化された動作のトータルソリューションが実現され、各回のプリントの合計コストが削減できる。

3Dスプリント2.5の顧客フィードバックでは、他のプレパレーション・ソフトウェアと比較してサポート出力とプリント・スライシングの所要時間が75%以上節減されると報告されている。

アムコール・リジッド・プラスチック (Amcor Rigid Plastic) のシニア・デザイン・エンジニア、ブラッド・フィリップ (Brad Philip) は次のように述べている。「3Dスプリントは現行のソフトウェアと比較して大きな改善を実現しています。一部の場合ではビルドのスライシング速度が60倍にもなっており、ビルド作成と操作もさらに直感的です。」

3Dスプリント2.5は今週発売の予定であり、現在のSLA、MJP、CJPの顧客には無料でライセンスが提供される予定である。3Dスプリント2.5のライセンスは、同製品が対応している新しいプリンターに付属し、ライセンスの追加購入も可能である。

「ジオマジック・フリーフォーム2017」ハイブリッド・デザイン・ソフトウェア

3Dシステムでは、業界で最も包括的な3Dハイブリッド・デザイン・ソフトウェア、「ジオマジック・フリーフォーム2017 (Geomagic® Freeform® 2017) 」も発表した。同製品の目的は、複雑な設計や製造の課題に単一のプラットフォームで対応できるようにすることである。

ジオマジック・フリーフォームが特に抜群の性能を発揮する分野は、一般的に積層造形を通じた、パーツのマス・カスタマイゼーションのデザインである。パーソナライズしたソリューションの設計は単調な場合もあるが、ジオマジック・フリーフォーム2017には、パーソナライズした設計のバリエーションのための反復プロセスをスピードアップさせるための生産ワークフローが含まれている。新機能には、3Dテキストのラベルや、既存モデルの表面に正確にフィットしたりオフセットしたりする新設計のコンポーネントを制作する機能も含まれており、別の物体に着実にフィットする必要のあるパーツの設計に便利である。この新リリースのソフトウェアの効率性と可用性により、生産ワークフローも向上する。ジオマジック・フリーフォーム2017は、6月初旬に発売予定である。

3Dシステムズは、2015年5月9~11日にペンシルバニア州ピッツバーグで開催される「ラピッド + TCT 2017」見本市の2525番ブースで、プロジェットMJP5600、新しいSLA素材、3Dスプリント2.5、ジオマジック・フリーフォーム2017、および航空宇宙、自動車、医療、歯科、耐久品、エンターティメント業界向けの同社のエンドツーエンド製造ソリューションの全製品ラインを展示する。展示会のビジターは、スケーラブルで完全に統合された積層造形を実現する3Dシステムズのディスラプティブ新テクノロジー、「フィギュア4 (Figure 4) 生産プラットフォーム」も閲覧できる。

これらのソリューションについて詳しくは、www.3dsystems.comを参照のこと。

将来の見通しに関する記述
本リリースに記載されている記述のうち過去または現在の事実ではないものは、1995年米国民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の定義における「将来の見通しに関する記述」である。将来の見通しに関する記述には、企業の実際の結果、業績や功績が、過去の結果や将来の見通しについての記述や明示的または黙視的に示されている今後の結果や予想とは大きく異なることになる可能性のある、既知および未知のリスク、複雑性、その他の要素が伴われる。多くの場合には、将来の見通しに関する記述は「確信する」、「考える」、「予想する」、「かもしれない」、「将来行う」、「推定する」、「意図する」、「予期する」、「計画する」などの表現や、またはこれらの用語の否定形やその他類似した表現で識別することができる。将来の見通しについての記述は、経営陣の考え、仮定事項、現在の予想に基づくものであり、その業務に影響する今後の出来事や傾向についての同社の考えや予測についてのコメントが含まれる場合があり、その性質として不確実性が伴われ、その多くは同社の管理下にない。同社が米国証券取引委員会 (以下「SEC」) に提出している定期提出書類の「将来の見通しについての記述」と「リスク要因」という見出しで記載されている要素およびその他の要因により、実際の結果には将来の見通しに関する記述とは重大な差異が生じる場合がある。経営陣は、将来の見通しについての記述で反映されている期待事項が合理的であると考えているが、将来の見通しについての記述は今後の成績や結果の保証として依拠すべきものではなく、そのような成績や結果を達成することができるタイミングについての正確な指標になるとも限らない。将来の見通しについての記述は、記述の日付時点のみに行われているものである。3Dシステムズでは、今後の発展、その後の出来事や状況などに関わらず、経営陣またはその代理で発表される将来の見通しについての記述の更新や見直しを行う義務を負わない。

3Dシステムズについて
3Dシステムズ (3D Systems) では、3Dプリンター、プリント素材、オンデマンド製造サービス、およびデジタル設計ツールを含めた包括的な3D製品・サービスを提供している。そのエコシステムでは、製品設計段階から工場現場、手術室までの高度な用途をサポートしている。3Dシステムズの高精度医療能力には、シミュレーション、仮想手術プランニング、医科・歯科機器のプリント、患者専用の外科用器具などが含まれている。3D印刷の創始者であり、今後の3Dソリューションの形成をリードする3Dシステムズは、これまでの30年間にわたる歴史において、専門家や企業がデザインを最適化し、ワークフローを変貌させ、画期的な製品を市場に出して、新しいビジネスモデルを促進できるよう支援してきた。

同社についての詳細情報は、www.3dsystems.comで入手可能である。

1. ストラタシスのオブジェ350コネックス3 (Objet350 Connex3™) およびオブジェ500コネックス3 (Objet500 Connex3™) と比較。
2. 3Dスプリントは、SLAプリンターの全現行モデル (プロジェット6000、プロジェット7000、プロX800、プロX950) に対応し、SLAアイプロ8000 (iPro 8000) およびアイプロ9000 (iPro 9000) にバーチャル対応している。


            

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