カーサ・システムズ、初のハイパワー5Gミリ波CPEを発表

新しい「AurusAI」は、スタイリッシュでコンパクトなデザインとインテリジェントで旋回型アンテナ、ギガビット速度の組み合わせにより、新しいワイヤレスオプションで消費者向けブロードバンド市場に革命をもたらす


マサチューセッツ州アンドーバー発, Sept. 10, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- モバイル、ケーブル、固定電話ネットワーク向けのクラウドネイティブ、仮想および物理インフラストラクチャテクノロジーソリューションの主要プロバイダーであるカーサ・システムズ (Casa Systems, Inc.、Nasdaq: CASA) は本日、業界初ハイパワー5Gミリ波の顧客構内設備 (CPE) である「AurusAI」 (Aurus Autonomous Intelligence) を発表した。カーサは長年、固定無線アクセスのイノベーションに貢献し、市場での成功を収めており、同社のデバイスは遠隔地や田舎、郊外や密集した都市部の一軒家やアパートなどあらゆる場所にブロードバンドサービスを無線で提供するための鍵となっている。「AurusAI」の屋外機器については、すでに世界的なTier 1サービスプロバイダーとの試験が複数回実施されており、5Gミリ波CPEのポートフォリオでは、屋外と屋内の幅広いオプションを提供する最初の製品となる。

固定無線アクセスでは従来、大型アンテナを必要とし、専門技術者による機器の設置と調整にかなりの時間を要していた。このためコストが高くなり、他の通信アクセス手段がない遠隔地や地方におけるニッチアプリケーションへの使用が制限されていた。5Gミリ波サービスは、コスト効率の良いギガビット速度を実現する能力を備えており、遠隔地だけに限らず、サービスプロバイダーに革新的な新しいブロードバンドの選択肢を提供する。これにより、サービスプロバイダーは既存のブロードバンドネットワークを補完および拡張したり、あるいはこれまで固定広帯域のプレゼンスがなかった地域でまったく新しい競争力のある製品を提供したりすることが可能になる。実際、GSMAは、5Gのミリ波サービスにより、2034年までに世界のGDPが5,650億ドル (約59兆9,990億円) 増加すると推定している。これは予想される5GによるGDPへの総影響の25%にあたる。

カーサ・システムズのアクセスデバイス担当SVP、スティーブ・コリンズ (Steve Collins) は次のように述べている。「当社は10年以上にわたり、固定無線アクセスの技術的パイオニアであり、市場リーダーとして、世界中の主要サービスプロバイダーの大規模な固定無線構築のいくつかをサポートしてきました。現在市場では、情報格差を埋め、コスト効率の良い方法でブロードバンドサービスへのアクセスをより多くの人々に拡大するために、新しいテクノロジーがこれまで以上に求められています。AurusAI機器には、当社が長年培ってきた固定無線アクセスの専門知識に加えて、5Gミリ波サービスを大量消費市場に導入するために顧客から得たフィードバックが取り入れられています。」

カーサ・システムズは、5Gミリ波サービスの今後の普及を念頭に置き、以下のような消費者ニーズとサービスプロバイダーの要件に基づいて「AurusAI」を開発した。

  • ギガビットのパフォーマンス – ギガビット速度を実現することで、「AurusAI」は今日の消費者がストリーミングエンターテインメント、ゲーム、リモート勤務、オンライン教育などに求めるブロードバンドサービスを提供する。
  • スタイリッシュなデザイン – どんな場所に目立たずに取り付けられ、建物に溶け込むコンパクトでスタイリッシュな円筒形の工業デザイン。一軒家やアパートの建物に取り付けた場合、大型で目立ってしまう競合製品の欠点は、このソリューションにより解消される。
  • インテリジェントで旋回型アンテナ – 「AurusAI」には、独自のインテリジェントで旋回型のアクティブ・ビームフォーミング・アンテナが付属。このアンテナは毎日自動的に360度スキャンしてエリア内の最強の信号を特定し、その信号にロックしてパフォーマンスを最適化する。このソリューションは、搬送波に対する環境または季節的影響を動的に調整することにより、付加価値を提供する。さらに、ステアリングにより、将来的に一番強い信号の位置が変更された場合でも自動調整が可能となるため、サービスプロバイダーが5Gネットワークを構築する際に、将来に対応可能な取り付けが実現する。
  • 総保有コストの削減 – インストールアプリなどの革新的なツールを使用した実地調査により導入をスピードアップできるカーサの「AurusAI」は、従来の固定無線アクセスCPEの半分の時間で導入でき、専門の無線エンジニアや技術者も必要としない。さらに、複数年に及ぶ製品寿命と革新的なアンテナ設計により、ネットワーク変更の際にも、業者が出張サービスにより調整を行ったり、機器を交換したりする必要性は解消される。

カーサは5Gのクラウドネイティブコア、エッジ、アクセスソリューションを備えており、現在、主要なワイヤレスオペレーターや業界パートナーを牽引している。同社は最近、クアルコム (Qualcomm) およびエリクソン (Ericsson) とのミリ波での3.8 km (2.3マイル) の世界で最も距離の長い5Gデータ通信、オランジュ (Orange) およびHPEとの5Gネットワークスライシングデモの成功を発表した。

カーサ・システムズの最高経営責任者、ジェリー・グオ (Jerry Guo) は次のように述べている。「5Gはネットワークの設計および構築の方法を一変します。  その結果、サービスプロバイダーは、顧客構内から仮想化されたクラウドネイティブ5Gコアまでネットワークのすべてのセグメントで、従来型ベンダーのソリューションを超える最高のイノベーションを求めています。AurusAIは、世界最大規模の固定無線アクセスベンダーとして、5Gの勢いを加速させます。そして、当社の卓越したエンジニアリング能力を継承することで、新しい市場とサービスを定義し、収益の成長を促進する業界初のテクノロジーを提供します。」

「AurusAI」屋外モデルの技術、運用、環境仕様など、カーサの5Gミリ波アクセスソリューションの詳細については、https://www.netcomm.com/products/aurus-aiを参照されたい。

カーサ・システムズについて

カーサ・システムズ (Casa Systems, Inc.、Nasdaq: CASA) は、高速データおよびマルチサービス通信ネットワーク向けに物理、仮想、クラウドネイティブの5Gインフラストラクチャおよび顧客構内ネットワーキングを提供する。同社のコアおよびエッジコンバージェンステクノロジーは、通信サービスプロバイダーおよび企業の両方に向けたパブリックネットワークとプライベートネットワークの実現に貢献する。同社の製品は、パフォーマンスの向上、ネットワークの柔軟性とスケーラビリティの向上、運用効率の向上、総保有コスト (TCO) の削減を可能にしている。カーサは70ヵ国以上でビジネスを展開しており、世界中の475社を超えるTier 1および地域サービスプロバイダーにサービスを提供する。詳しくは、http://www.casa-systems.comを閲覧されたい。page3image625545152

問い合わせ先:

アリシア・トーマス (Alicia Thomas)
カーサ・システムズ
+1.817.909.8921
alicia.thomas@casa-systems.com

この発表に関する写真はこちらで入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/7870618f-b908-46d6-a648-8ec9cbfd6477