タコニック・バイオサイエンシズの科学アドバイザリー委員会に新メンバー追加

モニカ・ゴスティッサ博士がタコニック・バイオサイエンシズの科学アドバイザリー委員会に新たに加入


ニューヨーク州レンセリア発, March 15, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 創薬動物モデルソリューションの提供における世界的なリーダー企業であるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、同社の科学アドバイザリー委員会 (Scientific Advisory Board: SAB) にモニカ・ゴスティッサ (Monica Gostissa) 博士が参加すると発表した。同委員会メンバーであるフランク・システア (Frank Sistare) 博士、アンドリュー・グッドマン (Andrew Goodman) 博士、デイビッド・ヒル (David Hill) 博士、ロバート・ローゼンタール (Robert Rosenthal) 博士のチームに新たに加わる。

SABはタコニック経営陣と連携して、同社の製品とサービスポートフォリオの拡張につながる科学的インサイトおよびガイダンスを提供している。ゴスティッサ博士は、免疫学およびがん免疫学分野で広く経験があり、取締役会に新たな専門知識を提供し、これら研究分野でタコニック経営陣を補完する。

SABメンバーの専門知識はマイクロバイオーム、腫瘍学、神経生物学、毒物学の分野を網羅しており、タコニックが革新の重点とする研究分野を反映している。

タコニック・バイオサイエンシズのCEO、ナンシー・J・サンディ (Nancy J. Sandy) は次のように述べている。「免疫学とがん免疫学は、研究が盛んな分野であり、またタコニックが重点としている領域です。ゴスティッサ博士を当社チームに歓迎します。彼女は、タコニックが人間の臨床成果へとつながる最高の動物モデルソリューション開発に継続的に取り組むうえで、貴重な専門知識と方向性を提供するでしょう。」

モニカ・ゴスティッサ博士は、ジャウンス・セラピューティックス (Jounce Therapeutics) でin vivoおよびex vivo科学部門のシニアディレクターを務め、in vivo薬理学、ex vivo 3Dモデル開発、組織病理学などの学際チームを主導した。基礎研究に20年携わってきたゴスティッサ博士は、悪性血液腫瘍および固形悪性腫瘍の複雑なマウスモデルの開発と審査に関する幅広い専門知識を有している。また、細胞生物学とがん免疫学に関する深い知見も有する。2014年より、ゴスティッサ博士は、小規模および大規模のバイオテクノロジー企業で前臨床プログラムを主導しており、最高の科学的知見を革新的ながん治療法へと結びつけることに注力してきた。

イタリア・トリエステにあるインターナショナルスクール・フォー・アドバンスド・スタディーズ (International School for Advanced Studies) で分子遺伝学の博士号を取得し、ボストン小児病院/ハーバード大学医学大学院 (Boston Children’s Hospital/Harvard Medical School) で博士号取得後の研究を修了した。40以上の査読済み出版物を共著したほか、白血病リンパ腫協会 (Leukemia and Lymphoma Society) 特別フェロー賞 (Special Fellow Award) 、V財団研究奨励賞 (V Foundation Scholar Award) など、複数の賞を受賞している。

タコニックSABの他のメンバーについては、以下の情報を参照されたい。

アンドリュー・グッドマン (Andrew Goodman) 博士は細菌性病因の准教授で、イエール大学医学大学院 (Yale University School of Medicine) 微生物科学研究所 (Microbial Sciences Institute) 会員。NIHディレクターの新人イノベーター賞 (NIH Director's New Innovator Award)、ピュー・スカラーズ・フェローシップ (Pew Scholars Fellowship)、デュポン青年教授賞 (DuPont Young Professor Award)、バロウズ・ウェルカム・ファンド研究者賞 (Burroughs Wellcome Fund Investigator Award)、ハワード・ヒューズ医学研究所部門研究奨励賞 (Howard Hughes Medical Institute Faculty Scholar Award)、科学・エンジニアリング分野早期キャリア大統領賞 (Presidential Early Career Award in Science and Engineering) を受賞。ヒト腸内微生物叢の微生物間および宿主との相互作用の解明を重点に研究している。グッドマン博士の研究所では、微生物遺伝学、ノトバイオート動物モデル、計算論的アプローチを組み合わせて、微生物研究の新技術を開発し、これを応用して個体間のマイクロバイオームの差異と結果を解明している。プリンストン大学で生態学と進化生物学を学び、ハーバード大学医学部で微生物学博士号を取得した。

デイビッド・ヒル (David Hill) 博士は、オルガノン (Organon) とメルク (Merck) に合わせて20年勤務したほか、多くの大手製薬会社の薬理部門を主導し、キャリアで広く成功を収めてきた。神経科学、疼痛、麻酔、心血管代謝、腫瘍学などで治療に関する専門知識を有する。さまざまな規模の臨床前動物モデルプログラムで中心的な役割を果たし、多数の治療薬の新規承認の成果を上げてきた。同博士は科学の専門知識だけでなく、社内リソースと外部委託リソースの調整にも深い知見があり、健全な科学的成果と事業成果の両方につなげている。ハットフィールド工科大学 (Hatfield Polytechnic) で応用生物学理学士号を取得し、セント・トーマス病院医学部で薬理学博士号を取得した。

ロバート・J・ローゼンタール (Robert J. Rosenthal) 博士は、診断、治療薬、医療機器、ライフサイエンスツールの開発に携わる企業関連で30年以上も経験を蓄積している。現在は、セーフガード・サイエンティフィックス (Safeguard Scientifics, Inc.) 取締役、資本管理委員会 (Capital Management Committee) 会長、監査委員会と報酬委員会 (Audit and Compensation Committees) 委員を務めている。タコニック入社前には、神経変性疾患用の網膜インプラントシステムを開発する医療技術会社IMIインテリジェント・メディカル・インプラント (IMI Intelligent Medical Implants AG) の取締役会会長兼最高経営責任者、ライフサイエンス研究ツール提供会社であるマゼラン・バイオサイエンシズ (Magellan Biosciences, Inc.) の社長兼CEO兼取締役などの役職を歴任した。メリーランド大学 (University of Maryland) で理学士号、ニューヨーク州立大学 (State University of New York) で修士号、エモリー大学 (Emory University) で博士号、スタンフォード大学 (Stanford University) で経営学修士号を取得した。アレクサンダー・フォン・フンボルト財団 (Alexander von Humboldt Foundation) の客員科学者として、ドイツのヴュルツブルク大学 (Universität Würzburg) で博士号取得後のフェローシップを修了し、その後UCLAで追加の博士号取得後フェローシップを修了した。

タコニック・バイオサイエンシズについて

タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、遺伝子組み換え操作を行った齧歯類モデルおよびサービス分野において、完全認可を受けているグローバルリーダーである。1952年に創立された同社は、世界各地の貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、流通を支援するための最適な動物ソリューションを提供している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、がん免疫療法用マウスモデル、統合型モデル設計・繁殖サービスが専門。米国およびヨーロッパに3か所のサービスラボと6か所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界のほぼどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷体制を備えている。

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