エンスター、ヒルハウスとの取引2件を発表


ヒルハウス・ファンドが保有するエンスター株式を戦略的に買い戻し

ヒルハウス関連会社のエンハンズド・リー株式持分を取得

バミューダ諸島ハミルトン発, July 19, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンスター・グループ・リミテッド (Enstar Group Limited、NASDAQ: ESGR) は本日、ヒルハウス・キャピタル・マネジメント (Hillhouse Capital Management、以下「ヒルハウス」) が運用するファンドが保有するエンスターの普通株式374万9,400株を1株当たり234.52ドル (約25,797円) で買い戻すことに合意したと発表した。購入総額は8億7,930万ドル (約967億2,300万円) と簿価を下回る。この株式は、ヒルハウス・ファンドのエンスター持分全体に当たり、発行済み全普通株式の16.9%、議決権付き普通株式の9.4%を占める。本取引は、慣例的な終了条件を満たすことを条件に、2021年7月21日頃に終了する予定となっている。

同日、エンスター社の完全子会社は、ヒルハウス関連会社が保有するエンハンズド・リインシュアランス (Enhanzed Reinsurance Ltd、以下「エンハンズド・リー」) 株式27.7%をすべて購入することに合意した。購入総額は2億2,870万ドル (約251億5,700万円) と推定される。購入価格は、2021年6月30日時点のエンハンズド・リーの総株主資本の評価の90%を基準とし、同日時点のエンハンズド・リーの最終的な貸借対照表を反映して調整される。

バミューダを拠点とする再保険会社エンハンズド・リーの株式を、エンスターがヒルハウス関連会社から購入した後は、エンスターの持分が47.4%から75.1%に増加する。一方、ジョイントベンチャーのパートナーであるアリアンツSE (Allianz SE) の持分は24.9%と変わらない。この取引の成立は、バミューダ金融管理局 (Bermuda Monetary Authority) の承認をはじめ、慣例的な条件を満たす必要があり、2021年第4四半期までに終了が見込まれる。

エンスターは、手元資金と回転信用枠で利用可能な流動性を利用する2つの契約のもと、購入資金を調達する意図である。エンスターが先に発表した自社株買い戻しプログラムはこれで終了した。

エンスターCEOのドミニク・シルベスター (Dominic Silvester) は次のように述べている。「これらの取引は、エンスターが戦略的に資金を投入し、簿価を下回る価格で株式を買い戻し、エンスターに有利と思われる条件でエンハンズド・リーのプラットフォームの支配権を獲得できる魅力的な機会と考えています。

株式買い戻しとエンハンズド・リーの買収が完了すると、エンスターの資本および流動性ポジションはさらに強化され、今後もランオフ取引を継続できるようになります。2021年には、規模の面で過去最高となる複数の取引をすでに完了しており、レガシーパイプラインも健全に維持しています。」

ヒルハウス・ファンドは当初、2016年にゴールドマン・サックス (Goldman Sachs) からエンスターの株式を取得し、2018年にエンスターとの交換取引で追加の株式を取得した。

エンスターについて

エンスター (Enstar) は、バミューダ諸島、米国、英国、欧州大陸、オーストラリア、その他の国際拠点にあるグループ企業ネットワークを通じて、画期的な資本リリースソリューションを提供する、NASDAQ上場の大手グローバル保険グループである。同社は、レガシー買収のマーケットリーダーとして、2001年の創業以来、100社を超える企業やポートフォリオを取得してきた実績を持つ。エンスターに関する詳細については、www.enstargroup.comを閲覧されたい。

エンハンズド・リーについて

エンハンズド・リー (Enhanzed Re) は、バミューダを拠点とするクラス4およびクラスEの再保険会社で、約40億ドル (約4,400億円) の資産を保有し、主にアリアンツSEおよびエンスターから手配された生命保険、損害保険のランオフ、損害保険事業の再保険を行っている。

将来の見通しに関する記述の注意事項

本プレスリリースには、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。これらの記述には、エンスターおよびその経営陣の意図、確信、あるいは現時点での予想に関する記述が含まれている。これらの将来の見通しに関する記述は、記述が行われた時点での事柄を述べているに過ぎず、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性が含まれること、および実際の結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述で予想されている状態とは実質的に異なる可能性があることを投資家に警告する。特に、成立条件が満たされなかった場合やその他の理由により、当事者は上述の購入を完了できない可能性がある。エンスターに関する重要なリスク要因については、エンスターの2020年12月31日までの事業年度のForm 10-K (年次報告書) の見出し「リスク要因」に記載されており、言及としてここに組み込まれているものとする。さらにエンスターは、法律によって義務づけられている場合を除き、将来の見通しの変更や、かかる記述のもとになる出来事、条件、状況、あるいは前提の変更を反映するように書面または口頭で将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、また本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述の更新あるいは改訂を公式に発表する義務も負わない。

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