サンディゴ , June 15, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 国家安全保障ソリューションのリーディング･プロバイダであるクラトス･ディフェンス･アンド･セキュリティ･ソリューションズ (Kratos Defense & Security Solutions, Inc.、NASDAQ:KTOS、以下「クラトス」) は本日、パリ航空ショー2017 (2017 Paris Air Show) において、空中戦闘の未来となる新クラスの無人航空機システムを公式に初公開すると発表した。クラトスは無人航空機システムの先駆者であり、手頃な価格のジェットエンジン搭載の高性能ドローンを迅速に設計、開発、実演、納入する能力を備えている。
この発表の写真は、以下より入手可能である。
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同ショーでクラトスは、戦闘機並みの性能を持つ「XQ-222ヴァルカイリー (XQ-222 Valkyrie)」と「UTAP-2メイコー (UTAP-22 Mako)」ドローンを公開する。両機は、紛争空域で有人航空機の先導機としての使用することが意図されている。
ヴァルカイリーおよびメイコーは、次世代のUAVである。極めて操縦性に優れ、ステルス性が高く超音速に近いスピードで飛行が可能であり、兵器の搭載･発射やサーベイランスシステムの搭載･配備も可能である。大型のヴァルカイリーは全長約30フィート (約9メートル) であり、飛行距離は3,000海里 (約5,500 km) 以上と極めて優れている。
さらに、クラトスのUAVは再使用可能で200万ドル～300万ドル (約2億2,000万円～3億3,000万円) と低価格のため、新しい軍事戦略にも適合していることも注目に値する。そのため、戦闘時に有人航空機を効果的にサポートする場合や、独立した運航の場合にも、コストパフォーマンスが優れているため多数の機材を配備することができる。
米国の空軍研究所 (Air Force Research Labs、AFRL) では、最近、ライト･パターソン空軍基地 (Wright Patterson Air Force Base) における低コスト損失可能航空機技術 (Low Cost Attritable Aircraft Technology、LCAAT) プログラムについてのプレゼンテーションでヴァルカイリーについて発表している。
5月9日に開催されたイベントで、AFRL LCAATプロジェクトマネージャ、ビル･バロン (Bill Baron) は「これらの航空機とF-35またはF-22やサーベイランス機材でチームを組むと、より低コストでより多くの空域を網羅することができます。多くの場合には航空機材が不足していて、今後も艦隊の規模がより限られてくる可能性が高いため、航空勢力を拡大していくために有効な方法です」と述べている。
クラトスは、米国空軍とLCAAT開発契約を結んで2016年7月にヴァルカイリーの開発を開始し、2年未満の設計･開発期間の後に2018年春に初飛行を予定している。メイコーは既に運航中であり、センサーを搭載し有人航空機とチームを組んだフォローアップの試験飛行が今年6月、7月、8月に予定されている。
クラトスのCEO、エリック･デマルコ (Eric Demarco) は「メイコーとヴァルカイリーは、斬新なカテゴリーのUAVです。当社のターゲットドローンのノウハウと社内の研究開発チームを駆使して、フル機能を搭載した高性能航空機を低コストでご提供できるようになりました。また、何十年ではなく、ほんの2年未満でこの目標を達成することができました」と述べている。
パリ航空ショーは世界最大の航空･宇宙イベントであり、7月19～25日に開催される。クラトスは# 3 A118ブースでビジターに対応する。
クラトスについて
クラトス･ディフェンス･アンド･セキュリティ･ソリューションズ (Kratos Defense & Security Solutions, Inc.、NASDAQ:KTOS) は、国防省 (Department of Defense) および所有企業向けに画期的な技術を開発している。クラトスは、これらの業界が積極的なリサーチと能率化された開発プロセスを駆使し、これらの業界のための画期的技術を市場化する方法を変貌させている。クラトスは無人化システム、衛星通信、サイバーセキュリティ／サイバー戦争、マイクロ波エレクトロニクス、ミサイル防衛、戦闘システムを専門にしている。詳しくは、www.kratosdefense.comを参照のこと。