SMAC、中国で大容量EVバッテリー生産契約を獲得


カリフォルニア州カールスバッド発, Nov. 30, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- SMACムービングコイルアクチュエーターズ (SMAC Moving Coil Actuators) は、国際的バッテリーメーカーとの協力により、特に公共輸送機関をはじめとした電気自動車推進政策の一環として中国政府からサポートを受けているEVバッテリー製造関係の契約を獲得した。自動車のみでなく、電気鉄道、バス等もこの契約の対象になっている。最近中国では、化石燃料を使用する車両の販売を徐々に終わらせると発表しているが、この発表はその具体化の一環である。

SMACは今回の契約獲得の取り組みにおいて、同社のムービングコイルアクチュエータの20倍近くの価格の製品も含めた、評価の高い日本のテンションシステムをアウトパフォームした。

中国のハイエンド産業用バッテリーメーカーが、SMACメカトロニックアクチュエータを使用して同社のバッテリーの品質を改善する方法を発見した。最高のエネルギー効率を実現できるEVバッテリーを製造するには、巻き取った部分が厚くなるに伴いテンションを下げていくことができるプログラマブルなテンションシステムが必要である。SMAC等のクローズドループシステムでは、ウェブのテンションを測定してこの情報がリアルタイムでコントローラにフィードバックし、テンションが既定値や既定範囲を逸脱している場合は、コントローラが自動的にテンションを調整する。

バッテリー製造でよく使用されているのは、スタッキングと巻き取りの2つの手法である。これら2つの手法のうち最も効率の良いバッテリーを作ることができるのは、プラスとマイナスの層を一緒に折りこむ巻き取り法である。巻取機でテンションがコントロールされ、ウェブやフィラメントを機械に通すときに安定した張力をかけ、処理中に素材に一定したテンションがかかるようにする。状況に応じて張力を極めて敏感に正確にコントロールする必要があるため、この過程は困難である。

一般的に、ほとんどのEVバッテリーメーカーでは低摩擦エアーシリンダーと電磁レギュレーターで構成される20世紀のテクノロジーを使用している。空気は圧縮可能であるが電子は圧縮可能でないため、空気圧では正確な力を維持することはできない。バッテリーの不良品が廃棄され、高価な無駄が出る。不合格にならなかったバッテリーも弱く、充電を効率良く維持することができないことが多い。このことは、電気自動車の普及率が高まるに伴いEVメーカーにとって大問題となっていた。

SMACムービングコイルアクチュエーターズは、主に同社の真の「メカトロニクスソリューション」で評価を受けている。同社のアクチュエータは、コントロール可能でプログラマブルな位置、速度、力、優れた加速度、1億回を余裕で超えるライフサイクル、特許出願中の「ソフトランディング」能力などの独自の機能を備えている。SMAC電動アクチュエータは、データフィードバック機能も搭載しているため、100%の確認が必要な配置、測定、検査などの多様な用途に最適である。

詳しくは、www.smac-mca.comを参照のこと。

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