テリックス・ファーマシューティカルズ、日本で子会社を設立、重役を任命


オーストラリア、メルボルンおよび京都発, Jan. 17, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 標的放射性医薬品、「分子標的放射線」(MTR) ベースの診断用・治療用製品の開発に注目するオーストラリアのバイオ製薬会社であるテリックス・ファーマシューティカルズ (Telix Pharmaceuticals Limited、ASX.TLX) (以下「テリックス」、「同社」) は本日、テリックス製薬 (日本) 株式会社 (Telix Pharmaceuticals (Japan) Ltd、以下「テリックス・ジャパン」) の設立および日本の経営陣の最初の 2 名の任命を発表した。

テリックス・ジャパンは、テリックス・ファーマシューティカルズの完全所有営業子会社である。この子会社の目的は、日本における同社の臨床・放射性医薬品の製造活動をサポートし、テリックス製品重要な市場である日本において商業基盤を築くことである。テリックス・ジャパンの活動を指揮するために、西村伸太郎博士 (Dr. Shintaro Nishimura) を社長・最高執行責任者、および岡卓志博士 (Dr. Takeshi Oka) を最高医学責任者 (日本) に任命した。

テリックスの共同創業者兼 CEO であるクリスチャン・ベーレンブラック博士 (Dr. Christian Behrenbruch) は次のように述べている。「日本はテリックスの製品で最重要な市場の一つとなると見込まれ、日本のリーダー的臨床機関やバイオ製薬会社との製造・協力活動なども行っています。日本の放射性医薬品業界は急速に展開しつつあり、開発・商業活動をリードするために 2 人の素晴らしい重役を採用できたことを嬉しく思っています」
西村博士は次のように述べている。「テリックスの製品には日本におけるエキサイティングな商機があり、岡博士と私は、日本市場で同社の活動を指揮できることを嬉しく思っています。テリックスのオンコロジーパイプラインは日本の一流医学クリニックから大きな注目を受けており、この関心度を活用して必要な追加データを取得し、医薬品医療機器総合機構 (Pharmaceuticals and Medical Devices Agency、PMDA)1の販売承認の要件を満たしてテリックスのテクノロジーを日本の癌患者の方々に提供していきたいと考えています」

テリックス・ファーマシューティカルズ・リミテッドについて
テリックスは、標的放射線医薬品・分子標的放射線 (MTR) を活用する診断用・治療用製品の開発に注力しているオーストラリアのバイオ製薬会社である。同社は腎臓、前立腺、脳 (グリオーマ) の癌の治療における大きなアンメットニーズに対応する高度なオンコロジー製品ポートフォリオを開発中である。テリックスは、オーストラリア証券取引所 (Australian Securities Exchange) で上場されている (ASX: TLX)。
詳細については、www.telixpharma.comを参照のこと。

略歴: 西村伸太郎博士 (Shintaro Nishimura, PhD)
西村博士は製薬企業における重役としての経験が豊かであり、藤沢薬品工業 (Fujisawa Pharmaceuticals)、アステラス製薬 (Astellas Pharma)、イーライリリー (Eli Lilly)、イマジン Ab (ImaginAb) において経営陣メンバーを務め、京都府立医科大学、筑波大学、東北大学で各医学と分子イメージングの分野で一流レベルの学究にも携わった。西村博士は慶応大学で有機化学の博士号を取得し、ミシガン大学医学部 (University of Michigan Medical School) で博士研究員を務めた。

略歴: 岡卓志医学博士 (Dr. Takashi Oka, MD)

岡博士は薬剤師、放射線科医、核医学の専門医としての訓練を受け、極めて経験豊かな医薬品開発者でもある。当初は東京大学で薬学を学び、その後横浜市立大学医学部で医学博士課程を修了した後、同学部および筑波大学で放射線医学の研究者となった。テリックス入社前は、横浜のベイ・バイオ・イメージング (BayBioImaging)、サノフィ (Sanofi)、マイラン (Mylan) で医学担当の重役を務めた。

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1 現在、テリックスは日本で同社製品の販売承認を取得していない。

企業向け問い合わせ先

テリックス・ファーマシューティカルズ CEO
クリスチャン・ベーレンブラック博士 (Dr. Christian Behrenbruch)
メール: chris@telixpharma.com


投資家・報道関係者向け広報

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カイアーン・ウィリアムソン (Kyahn Williamson)
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