航空会社データプラットフォームのatpco、リッチコンテンツプロバイダーのルートハッピーを買収

この買収により、ルートハッピーの航空会社についてのリッチコンテンツをATPCOの航空運賃データと結びつけ、フライトショッピング体験をすべての販売場所で刷新


ダレス国際空港及びニューヨーク発 --, Feb. 01, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 航空業界の運賃とショッピングデータのリーディング情報会社であるATPCOは本日、航空業界関係の航空券ショッピング向けリッチコンテンツの主要プロバイダーであるルートハッピー (Routehappy) を買収したことを発表した。この買収によりリッチコンテンツの提供が可能になり、航空会社のディストリビューションエコシステム全体でATPCOの価値を拡大させ、航空運賃データとリッチコンテンツの両方を網羅した一元化プラットフォームが生まれる。

ATPCOの取締役会の会長兼ブリティッシュ・エアウェイズ (British Airways) のレベニューマネジメント担当プロダクト・デリバリー責任者であるジェリー・フォーラン (Jerry Foran) は次のように述べている。「新しい流通規格であるNDC (New Distribution Capability) と従来の流通経路の両方でリッチコンテンツの普及率が高まり、航空会社のマーチャンダイジングが急速に発展しています。航空業界としては、利用者の皆様に航空券の選択肢の差異点をご覧いただき、信頼できる情報をお届けしたいと考えています。この買収は、航空会社ディストリビューションの未来に貢献するというATPCOの約束の実践例です」

2011年に創業され、19人のフルタイム従業員を有するルートハッピーは、ニューヨークに拠点を構え、エクスペディア (Expedia)、グーグル (Google)、セイバー (Sabre)、ユナイテッド航空 (United Airlines) など、旅行業界で65社以上の顧客を有している。ルートハッピーは、300社以上の航空会社についてのリッチコンテンツを提供することで、世界中の航空会社利用者のショッピング体験の透明性を高め、同社のAPIは創業以来100億件以上のクエリに応じている。ルートハッピーのリッチコンテンツは、航空会社とディストリビュータの両方において、変換率、イールド、顧客の満足度を上げることが実証されている。ATPCOの傘下企業となることで、スコア、アメニティ、UPA (一般商品属性、Universal Product Attributes)、UTA (一般チケット属性、Universal Ticket Attributes) で構成されるルートハッピーの4タイプのリッチコンテンツが業界基準になり、リッチコンテンツの普及が大幅に加速される。

ATPCOの社長兼CEO、ロルフ・パーザー (Rolf Purzer) は次のように述べている。「ルートハッピーの買収により、戦略的イノベーションが促進され、複雑性が削減され、ディストリビューションエコシステム全体に対してネットワークの経済性をもたらすことができます。航空会社には、複数の流通経路で一貫したメッセージ、ブランド、マーチャンダイジングを伝達するという課題がありますが、ルートハッピーのサービスでは、これらの課題の多くを解決することができます。ATPCOの運賃・料金データを補足することができるルートハッピーのリッチコンテンツを整合させることにより、航空会社は、差別化された提案をどの販売経路でも一貫して提供することができるようになります」

ATPCOの運賃・料金設定ルールのコンテンツは430社以上の航空会社に利用されており、世界の航空券売上げの87%に貢献していると推定されている。ルートハッピーの無類のリッチコンテンツと、ATPCOの航空運賃データを集結させることで、航空会社はすべての販売経路で提案の外見と内容を容易にコントロールできるようになる。この買収により、エコシステム内の全チャネルですべてのコンテンツのスマートコネクションを可能にするというATPCOのビジョンをさらに進歩させることになる。この取引は53年にわたるATPCOの歴史で初の買収であり、次世代の航空券ディストリビューションのニーズに応えるための取り組みを強化している。

ユナイテッド航空のディストリビューション担当ディレクター、タイ・ラドクリフ (Tye Radcliffe) は次のように述べている。「ルートハッピーは当社の商品やサービスの差別化を行うために有意義かつ明らかに役立ってきました。ルートハッピーが提供しているツールでは、旅行代理店やお客様によりシームレスなショッピング体験を提供しています」

ルートハッピーの創業者兼CEOであり、買収後もATPCOの戦略的ビジネスユニットとしてルートハッピーを継続して指揮するロバート・アルバート (Robert Albert) は次のように述べている。「ルートハッピーは、航空券のショッピングを差別化し、より良くマネタイズするという目標で創業されました。当社の商品に完全に適合しているATPCOによる買収では、この目標の達成をスピードアップし、全世界の航空会社、ディストリビュータ、テクノロジープラットフォームのための航空会社についてのリッチコンテンツの業界基準を打ち立てることができます。当社のソリューションは、チャネル、プラットフォーム、デリバリーに左右されないソリューションを提供しています。当社の抜群のテクノロジーとコンテンツと、ATPCOの取引関係や規模の実績と組み合わせることで、目標を達成し、この業界の刷新に貢献するための明確な経路を確立することができました」

ルートハッピーは、ATPCOの完全所有子会社及び戦略的ビジネスユニットとして運営される。買収条件は非公開である。

買収発表のビデオは、こちらから視聴可能である。

ATPCOについて
航空会社のディストリビューションエコシステムの中心という特異な地位にあるATPCOは、航空券販売形態を形作る高度なテクノロジーと業界における貴重な取引関係を提供することで、航空業界の未来を向上させている。ATPCOでは、160カ国の430社の航空会社のために1億7千万件の航空運賃を管理しており、毎日平均390万件の航空運賃変更をサポートしている。ATPCOは航空会社が所有しているため、世界中の航空会社、旅行代理店、検索エンジン、横断的販売網、政府に対して、中立した信頼の置けるパートナーとなっている。これらの組織は毎日数百万人もの旅行者の移動を支援するために、ATPCOのテクノロジーポートフォリオやデータソリューションを活用している。詳しくは、atpco.netを参照のこと。

ルートハッピーについて
ルートハッピー (Routehappy) は、航空券のショッピングでリッチコンテンツを提供し、航空会社やディストリビュータによる商品差別化とより良いマネタイゼーションを支援している。ルートハッピーの「スコア&アメニティAPI (Scores & Amenities API)」は、フライトのスコアや機材、座席、レイアウト、エンターテイメント、Wi-Fi、電源、フレッシュな食事、相対的所要時間など、キャビンのアメニティについてのデータを提供する。ルートハッピー・ハブ (Routehappy Hub) では、航空券が表示される際に、標準化されたUPA (統一商品属性、Universal Product Attribute) とUTA (統一チケット属性、Universal Ticket Attribute) 形式で、航空会社がターゲティングした商品やチケットの属性についてのコンテンツを作成、管理、供給できるようにしているクラウド方式のサービスである。ルートハッピーは、ニューヨークに拠点を持ち、世界各地の航空会社やディストリビュータにサービスを提供している企業である。詳しくは、www.routehappy.comを参照のこと。ルートハッピーのリッチコンテンツは、www.routehappy.com/use-casesで参照可能である

ツイート: @ATPCOnews、@routehappyを買収、航空券を選んで購入するショッピング体験を随所で刷新

本発表関係の写真は、http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/2f198429-e3a0-47ff-a7b3-7303300f16a7で入手可能である。


            

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