ワシントン、, July 25, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 本日、米国運輸省(USDOT)エレーン・チャオ (Elaine Chao) 長官および非従来型および新興輸送技術(Non-Traditional and Emerging Transportation Technology)(NETT)委員会は米国におけるハイパーループに関する明確な規制の枠組みについてのガイダンス資料を公開した。
「このガイダンスはイノベーターと規制当局の間の隔たりを埋め、イノベーションを妨げることなく開発期間の安全を重視し、業界と政府の間の相互の認識を促進するものです」とライブストリーミングイベントにおいてエレイン・チャオ (Elaine Chao) 長官は述べた。
ハイパーループの規制に関するガイダンス資料は世界初のものである。これは米国がこの業界においてリーダーとなることを目指していることを示すものである。
「ハイパーループは21世紀の輸送業務において、世界を導くまたとない機会となります。」とヴァージングループの創設者リチャード・ブランソン卿 (Sir Richard Branson) は語っています。「現状の惰性から離れ、これらの機会を享受するには、強固なビジョンが必要です。本日の発表により、米国がリーダーシップをとるための基盤を作り上げることができます。」
ヴァージンハイパーループ社はこの技術を推進し、ハイパーループを安全かつ迅速に導入することができるよう2019年3月の創設より1年半以上の間、NETT委員会と緊密に協力してきた。
この歴史的な発表は、米国におけるハイパーループの規制および導入のための道筋を提供するだけでなく、プロジェクトに対する連邦政府からの資金援助のためのハイパーループの適用性を確立するものでもある。
「私たちは、これらのハイパーループプロジェクトがmaglev、つまり磁気浮揚プロジェクトとして補助金を受けるために適格であると判断しました。」と運輸政策国務副次官補、フィンチ・フルトン (Finch Fulton) 氏はライブストリーミングイベントの際に述べた。 「これには、連邦鉄道管理連結鉄道インフラストラクチャおよび安全向上(Federal Railroad Administration Consolidated Rail Infrastructure and Safety Improvements)(CRISI)プログラム、BUILDおよびINFRA長官室補助金、および類似のプログラムなどがあります。 各省庁のローンや借入プログラムに対しても適格性があるということです。」
「チャオ大臣およびNETT委員会は、いまだかつてない速度で米国がハイパーループ開発において 最前線に立てるよう努めています。」とヴァージンハイパーループ社のCEO(最高経営責任者)、ジェイ・ウォルダー (Jay Walder) 氏は述べている。「USDOTが、この危機からこの国が立ち上がる際に、再構築だけではなく、進化するための方法として、インフラストラクチャ開発に関する私たちのビジョンを共有していることは明らかです。」
完全に新しい輸送の区分として、ハイパーループは、建設業、航空宇宙、鉄道、自動車、航空機、電気自動車および自律制御など、業界を超えた製造と開発業務のための飛躍的な成長を促進する。先月、ヴァージンハイパーループ社は世界で最も大きな航空宇宙製造会社のひとつであるSpirit AeroSystems社とのパートナーシップを発表した。Spirit AeroSystems社のエンジニア、製造業者、建設業者、サプライチェーンおよび認証の専門家、技術者は、このセクターにおける類似の機会のわかりやすい例として、航空宇宙業界の関連する専門知識を活用してハイパーループの車両を製造する。
ヴァージンハイパーループ社について
ヴァージンハイパーループ社は、世界で唯一、大規模なハイパーループ技術のテストに成功した企業であり、100年以上ぶりに大量輸送の新モードを立ち上げた。同社は、ほぼ真空状態で電気による推進力および電磁気浮揚を用いて本格的なハイパーループ車両の操作に成功した。既存の交通手段よりも高速、安全、安価、持続可能で根本的に新しい交通手段を実現した。 同社は現在、世界中の政府、パートナー、投資家とともに、数十年ではなく数年後にハイパーループを実現させることを目指している。ヴァージンハイパーループ社の技術、ビジョン、進行中のプロジェクトについてはこちらを参照のこと。
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