ソルブFSHD (SOLVE FSHD) が、エヴァ・チン (Eva Chin) 博士のエグゼクティブ・ディレクター就任およびベンチャー・フィランソロピー資金提供構造を発表


ブリティッシュコロンビア州バンクーバー発, May 12, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- ソルブ FSHD (SOLVE FSHD)は、最近評判となった立ち上げに続き、エヴァ・チン (Eva Chin) 博士のエグゼクティブ・ディレクター就任を正式に発表した。ソルブFSHDの創業者 (Founder) であるチップ・ウィルソン (Chip Wilson) は、自身が32歳の時に診断を受けた希少疾患、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー (FSHD) の治療法を発見するために私財1億米ドルを出資した。ソルブFSHDのエグゼクティブ・ディレクターとして、チン博士は、FSHDの新たな治療法の発見と開発促進および資金提供のために、組織の目標を研究者、科学者、企業の専門知識に一致させる責任を負う。

「チン博士の希少神経筋疾患に関する経験と専門性は、当組織に計り知れない価値をもたらします。FSHDの治療法を2027年12月までに発見するという当組織の目標を達成する上で、彼女の専門性と指導力を得られたことを大変喜んでいます」と、ソルブFSHDの創設者であるチップ・ウィルソンは述べている。また、彼は次のように続けた。「当組織の立ち上げからわずか数週間のうちに、ソルブFSHDには、チン博士のリーダーシップのもとで審査を受けることになる優れた助成金申請や新規の治療技術の募集に多大な反響がありました。チン博士は、ソルブFSHDのために強力な産業界との連携関係を構築し、助成対象となる刺激的なプロジェクトを綿密に評価し、FSHDの研究および医薬品開発における学術・産業界の共同助成の機会を促進するため、たゆまぬ努力を続けてきました」

チン博士は、カナダのウォータールー大学から生理学博士号を取得し、オーストラリアのシドニー大学およびダラスのテキサス大学サウスウェスタン・メディカル・センター (U.T. Southwestern Medical Center) でポスドク研修を修了した。そこでは筋疲労における細胞内カルシウム、筋線維型決定と筋可塑性における遺伝子発現の転写調節に注力した。

「FSHDの治療法の発見を加速させる適格な研究プロジェクトや前臨床研究および臨床研究に資金を提供することで、希少な神経筋疾患に罹患した人々の生活の質を向上させるという当組織のミッションのもとで、ウィルソン氏とウィルソンファミリーを支援するソルブFSHDチームに参加できて光栄に思います」とソルブFSHDのエグゼクティブ・ディレクター、エヴァ・チン博士は述べている。

チン博士は、ファイザー (Pfizer)、メリーランド大学、Myoセラピューティクス (MyoTherapeutics)、サイトキネティクス (Cytokinetics) およびNMDファーマ (NMD Pharma) を歴任し、そのキャリアは学術界と製薬業界の広きにわたっている。ファイザーでは、筋肉機能の細胞および分子のメカニズムに焦点を当てた学術研究から、筋肉を標的とした治療法の発見と開発へとキャリアを変更した。過去5年間にわたり、彼女は、ALS、SMA、重症筋無力症、肥大型心筋症の臨床試験において、数々の医薬品候補の非臨床開発を主導した。

チン博士の指導のもとで、ソルブFSHDのベンチャー・フィランソロピー資金提供モデルは、ウィルソンの資金提供を戦略的に活用し、初期助成金やFSHDに注力しているアーリーステージ企業への投資、神経筋疾患領域の製薬会社がFSHDに一段と注力するインセンティブの提供を目的としている。ベンチャー・フィランソロピー・モデルは、投資リターンにより組織が財政的に自立することを可能にする。リスクが高くとも、実行可能な研究機会に投資することで、組織に継続的な再投資の流れが生まれ、助成金供与構想を一層支援できる可能性がある。

「ソルブFSHDは、近年の遺伝子治療薬の進歩を活用し、FSHDの衰弱を迅速に遅らせ、停止させ、あるいは元に戻す治療法の開発を促進するために、創造的な資金提供プラットフォームを構築した」と、スタンフォード大学の神経筋医療プログラムの (Director of Stanford University’s Neuromuscular Medicine program) ディレクター、ジョン・デイ (John Day) 医学博士は述べた。「エヴァ・チン博士のような経験と能力を持つ人をソルブFSHDに迎えることは、安全で効果的な治療法を定義し検証するために必要な科学的に厳密なプログラムをできるだけ早く確立するために非常に重要です」と、スタンフォード大学神経科学健康センターのジョン・デイ医学博士は語る。

ソルブ FSHDについて
ソルブ FSHDは、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー (FSHD) の新規治療法を加速させる革新的なバイオテクノロジーおよびバイオファーマの研究開発活動に資金援助を行っている。カナダの起業家であり慈善家でもあるチップ・ウィルソン (Chip Wilson) が全額出資し、創設したものである。ヨガにインスパイアされたアスレチックアパレル会社、ルルレモン・アスレティカ株式会社 (Lululemon Athletica inc.) の創業者は、この30年間、FSHDとともに生きてきた。彼は、1億ドルの資材を出資してソルブFSHDを創設し、新たな治療法の研究を加速し、2027年までにこの疾患の治療法を発見するという組織のミッションに合致するプロジェクトへの資金提供を開始した。

助成金提供についての今後の発表は、ソルブFSHDのウェブサイトhttps://solvefshd.com/に掲載される。アーリーステージ企業は、ソルブFSHDinfo@solvefshd.comまで連絡いただきたい。

FSHDの方で、臨床試験について知りたい方、FSHDの登録に参加したい方は、ソルブFSHDのウェブサイトhttps://solvefshd.com/を参照されたい。

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