デラウェア州ウィルミントン、, July 07, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- 新しい2年間の幼児のフォローアップ研究により、受精能獲得の生体外成熟化 (APA-IVM) 後に生まれた子供に、通常型の排卵誘発に続く体外受精 (IVF) を通して生まれた子供と比較して発達上の結果に違いがないことが報告された。この研究は、コミュニケーション、粗大運動、微細運動、問題解決、および個人対社会の振る舞いにおける子供の発達上の遅延を検出するよう設計されたものである。ここでは、合計231人の子供が生後6か月、12か月、および24か月後に評価された。
研究発表はTuong M Ho教授(博士)が2022年7月6日にイタリア、ミラノで開催された第38回Annual Meeting of the European Society of Human Reproduction and Embryology (ESHRE) において行われ、代表的な生殖関連の医学ジャーナルである Human Reproduction1で発行されている。
この研究を指揮したベトナム、ホーチミン市MyDuc病院のLan Vuong教授(博士) は次のように述べている。「この研究の主要メッセージの1つは、子供の発達に関してCAPA-IVMの安全性には何らの重要な懸念もないように見えるということです。」 最新の結果は、CAPA-IVMが大きな後成的変化を示しておらず、人工授精で成熟した卵母細胞にインプリンティング欠損もないという最近の調査結果を補足している2。Vuong博士は、医師が現在の不妊治療に対する代替的なアプローチを考える上で、CAPA-IVMについて継続的に証拠を積み上げていくことが重要だと考えている。
CAPA-IVMについて
CAPA-IVMは、排卵誘発がなかった場合、あるいは最小限でああった場合に回復し卵母細胞を体外成熟させるという新しいアプローチである。ここでは受精能獲得ステップが卵母細胞の体外成熟に組み込まれ、卵母細胞の発達能力を高めている。CAPA-IVMは患者に優しい生殖支援テクノロジー方法であり、通常型の排卵誘発やIVFに対する代替的オプションとなる可能性を備え、これにより患者への治療の負担を減らすことができる。CAPA-IVMテクノロジーの世界的権利はLavima Fertility, Inc.が所有
参考文献
1. Vuong LN, Nguyen MHN, Nguyen NA, Ly TT, Tran VTT, Nguyen NT, Hoang HLT, Le XTH, Pham TD, Smitz JEJ, Mol BW, Norman RJ, Ho TM著。Development of children born from IVM versus IVF: 2-year follow-up of a randomized controlled trial. (IVMとIVFから生まれた子供の発達の比較:無作為化比較試験における2年間のフォローアップ。) Human Reproduction 2022, pp. 1–9, deac115,
2. Saenz-de-Juano MD, Ivanova E, Romero S, Lolicato F, Sánchez F, Van Ranst H, Krueger F, Segonds-Pichon A, De Vos M, Andrews S, Smitz J, Kelsey G, Anckaert E著。DNA methylation and mRNA expression of imprinted genes in blastocysts derived from an improved in vitro maturation method for oocytes from small antral follicles in polycystic ovary syndrome patients. (多嚢胞性卵巣症候群の患者の小さい胞状卵胞からの卵母細胞用の改善された体外成熟方法から得られた、未分化胚芽細胞のDNAメチル化および刷り込み遺伝子のmRNA発現。) Human Reproduction 2019 Sep 29;34(9):1640-1649.
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