イングレディオン・インコーポレーテッド (Ingredion Incorporated)、過去最高の第1四半期の決算を報告、通期見通しを上方修正

Westchester, IL


  • 2023年度第1四半期の報告EPSおよび調整後EPS*は、それぞれ2.85ドル (約382円) および2.80ドル (約375円) (2022年度第1四半期は、それぞれ1.92ドル (約257円) および1.95ドル (約261円))
  • 第1四半期の売上総利益率は、前年同期に比べ280bp増加し、22.8%となった
  • 同社は、2023年度通期の調整後EPS見通しを、7.70~8.40ドル (約1,030~1,125円) の範囲から、8.70~9.40ドル (約1,165~1,260円) の範囲に引き上げている

イリノイ州ウエストチェスター発, May 08, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- 食品飲料製造業を対象とした原材料ソリューションの世界トップクラスのプロバイダーであるイングレディオン・インコーポレーテッド(NYSE: INGR) は本日、2023年度第1四半期の決算報告を行った。米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (GAAP) に従って報告された2023年度第1四半期および2022年度の結果には、同社が表示したNon-GAAP (非GAAP 財務指標からは除外されている項目が含まれる。

イングレディオンの社長兼CEOであるジム・ザリー (Jim Zallie)は次のように述べている。「2023年は、過去最高の四半期利益とEPSを達成し、卓越した業績でスタートしました。今年に入る際、弊社では2年連続のトウモロコシと製造原価のインフレを予想していました。弊社の営業チームは、期限切れになる複数年契約の顧客に対する価格調整を含めて製品および顧客ミックスの管理を効果的に実施し、3四半期連続で利益率の再構築に成功しました。また、経済成長の鈍化に伴い、サプライチェーンコストが緩やかになり、売上総利益率および営業利益の向上に貢献しました。

この四半期において、特殊原料は好調を維持し、4地域すべてで前年同期比2桁の純売上高成長を達成しました。サプライチェーンチームはサービスデリバリーの改善を継続し、工場は順調に稼動して特殊原料の供給能力を高めました。さらに、お客様との将来の成長機会をもたらすために、食感や栄養のネットワーク能力への投資をさらに進めました。」

ザリーは次のように締めくくっている。「通期見通しの更新は、価格と顧客ミックスの管理の改善、およびコスト管理の継続的な強化を反映しています。本四半期では、主に消費者需要の減速とお客様の在庫調整に起因して、販売数量が若干軟化しましたが、下半期においてはお客様の需要が着実に強化されると見込んでいます。株主の皆様に長期的な価値を創造するための、弊社の将来の成長戦略に引き続き自信を持っています。」

*調整および希薄化後1株あたり利益 (以下「調整後EPS」)、調整後営業利益、調整後実効税率、調整および希薄化後加重平均普通株式数は、Non-GAAP財務指標である。これらNon-GAAP指標に最も近いGAAP指標の調整については、本ニュースリリースに記載されている要約連結財務諸表に続く「Non-GAAP情報」と題する補足財務情報のII項を参照のこと。

希薄化後1株あたり利益 (EPS)

 1Q221Q23
Reported EPS$1.92$2.85
Restructuring/Impairment costs0.03-
Acquisition/Integration costs0.01-
Tax items and other matters(0.01)(0.05)
Adjusted EPS**$1.95$2.80

今期の報告EPSおよび調整後EPSの変動に影響したと推察される諸要因

 1Q23
Total items affecting EPS**0.85
Total operating items0.88
Margin1.42
Volume(0.36)
Foreign exchange(0.12)
Other income(0.06)
Total non-operating items(0.03)
Other non-operating income(0.01)
Financing costs(0.09)
Shares outstanding0.02
Non-controlling interests-
Tax rate0.05

**端数処理のため合計は計数の総和と必ずしも一致しない。

決算概要

  • 2023年3月31日時点での負債総額は26億ドル (約3,505億7,100万円)、短期投資を含む現金は2億2,100万ドル (約297億9,853万円) で、2022年12月31日時点での負債総額は25億ドル (約3,370億8,750万円)、現金は2億3,900万ドル (約322億2,556万円) であった。
  • 第1四半期の報告純資金調達コストは3,200万ドル (約XX億円) で、それに対し前年同期は2,400万ドル (約XX億円) であった。
  • 第1四半期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ25.1%および27.7%であったが、それに対し前年同期はそれぞれ28.9%および28.9%であった。報告実効税率の低下は、主に米ドルに対するメキシコペソの価値の変化によるものである。
  • 資本的支出は7,600万ドル (約102億4,746万円) で、前年同時期に比べて900万ドル (約12億1,350万円) 減少した。

ビジネスレビュー

イングレディオン合計
純売上高

$ in millions2022FX ImpactVolumePrice mix2023ChangeChange
excl. FX
First quarter1,892(63)(116)4242,13713%16%

報告営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness DriversAcquisition /
Integration
Restructuring / ImpairmentOther2023ChangeChange
excl. FX
First quarter210(12)9512(5)29139%44%

調整後営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness Drivers2023ChangeChange
excl. FX
First quarter213(12)9529639%45%

純売上高

  • 第1四半期は、前年同期に比べて13%増加した。この増加は、顧客および製品ミックスの管理による強力な価格ミックスによるもので、販売数量減および為替の影響により一部相殺された。

営業利益

  • 第1四半期の報告営業利益は前年同期比39%増の2億9,100万ドル (約392億3,700万円)、調整後営業利益は同39%増の2億9,600万ドル (約399億1,116万円) であった。この増加は、有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価の上昇や販売数量の減少により一部相殺された。外国為替変動要因を除くと、報告営業利益と調整後営業利益は、前年同期比でそれぞれ44%増および45%増となった。

北米
純売上高

$ in millions2022FX ImpactVolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
First quarter1,174(8)(82)2721,35616%16%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness Drivers2023ChangeChange
excl. FX
First quarter156(2)5320733%34%
  • 第1四半期の北米における営業利益は2億700万ドル (約364億545万円) で、前年同時期に比べて5,100万ドル (約68億7,658万円) の増益であった。この増加は、有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価の上昇や販売数量の減少により一部相殺された。外国為替変動の影響を除外すると、このセグメントの営業利益は34%増であった。

南米
純売上高

$ in millions2022FX ImpactVolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
First quarter252(13)(7)372697%12%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness Drivers2023ChangeChange
excl. FX
First quarter38(4)7418%18%
  • 第1四半期の南米における営業利益は4,100万ドル (約55億2,823万円) で、前年同時期に比べて300万ドル (約4億450万円) の増益であった。この増加は、有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価増、外国為替の影響および販売数量の減少により一部相殺された。外国為替変動の影響を除外すると、このセグメントの営業利益は18%増であった。

アジア太平洋地域
純売上高

$ in millions2022FX ImpactVolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
First quarter272(13)(25)432772%7%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness Drivers2023ChangeChange
excl. FX
First quarter22(1)72827%32%
  • 第1四半期のアジア太平洋における営業利益は2,800万ドル (約37億7,538万円) で、前年同期に比べて600万ドル (約8億901万円) の増益であった。この変化は有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価の上昇や販売数量の減少により一部相殺された。外国為替変動の影響を除外すると、このセグメントの営業利益は32%増であった。

ヨーロッパ、中東、アフリカ (EMEA)
純売上高

$ in millions2022FX ImpactVolumePrice
mix
2023ChangeChange
excl. FX
First quarter194(29)(2)7223521%36%

セグメント別営業利益

$ in millions2022FX ImpactBusiness Drivers2023ChangeChange
excl. FX
First quarter31(5)315784%100%
  • 第1四半期のEMEAにおける営業利益は5,700万ドル (約76億8,560万円) で、前年同期に比べて2,600万ドル (約35億571万円) の増益であった。この変化は、有利な価格ミックスによるものであったが、投入原価の上昇と外国為替による影響により一部相殺された。外国為替変動の影響を除外すると、このセグメントの営業利益は100%増であった。

配当、自社株買い
第1四半期には、4,700万米ドル (約63億3,724万円) の配当金を支払い、第2四半期には1株あたり0.71米ドル (約95円) の四半期配当金を支払うことを発表した。Ingredionは、総株主利益を支援するための資本配分戦略の一環として、現金配当と自社株買いによる株主への価値還元を考慮している。

第2四半期および2023年度通期見通しの更新
2023年度第2四半期については、2022年度第2四半期と比較して、純売上高は1桁台半ば、営業利益は2桁台前半から2桁台半ばの増加を見込んでいる。

同社は現在、2023年度通期の報告・調整後EPSは、それぞれ8.85~9.35ドル (約1,186~1,253円) および8.70~9.40ドル (約1,165~1,260円) の範囲に収まると予想している。この予想は、買収関連の統合および再編費用、ならびに潜在的な減損損失を考慮していない。

2023年度通期の純売上高は、販売数量が減少していること、およびトウモロコシの原価予想に基づき、1桁台後半から2桁台前半の増収を見込んでいる。報告営業利益および調整後営業利益は、いずれも2桁台の高水準で増加する見込みである。

昨年度と比較して、2023年度通期の見通しは以下の通りである。北米の営業利益は、価格ミックスが引き続き販売数量の減少や原価上昇を上回り、20%~25%増加する見込みである。南米の営業利益は、良好な価格ミックスを投入原価の上昇で一部相殺し、横ばいから1桁台半ばの減少を見込んでいる。アジア太平洋地域の営業利益は、良好な価格ミックスとピュアサークル (PureCircle) の成長により、2桁台後半 の増加を見込んでいるが、投入原価の上昇により一部相殺される見込みである。EMEAの営業利益は、好調な価格ミックスにより40%~50%増加する見込みである。企業コストは、1桁台後半の上昇になると予想される。

2023年度通期については、報告後実効税率および調整後実効税率をそれぞれ25.0~28.0%、および27.0~28.5%と予想している。

2023年度通期での営業からのキャッシュは、現時点では、運転資本残高の増加を反映して、5億5,000万ドル (約680億9,167万円) から6億6,000万ドル (約817億1,010万円) の範囲になると予想している。通期の資本的支出は3億ドル (約404億5,050万円) を見込んでいる。

カンファレンスコールおよびウェブキャストの詳細
イングレディオンは、2023年5月3日 (水曜日) の米国中部時間午前8時/米国東部時間午前9時に、社長兼最高経営責任者のジム・ザリーと執行副社長兼最高財務責任者のジム・グレイ (Jim Gray)が主催するカンファレンスコール(電話会議)を開催する。会議はリアルタイムでウェブキャストされ、https://ir.ingredionincorporated.com/events-and-presentationsからアクセスできる。追加の財務・営業情報が記載されているプレゼンテーション資料は、同社ウェブサイトからアクセスでき、会議開始の数時間前からダウンロードできる。録画は、期間限定でhttps://ir.ingredionincorporated.com/financial-information/quarterly-resultsにて再生できる。

会社について
Ingredion Incorporated (NYSE: INGR) は、シカゴ近郊に本社を置く、世界トップクラスの原料ソリューションプロバイダーで、120以上の国に製品とサービスを提供している。2022年の年間純売上高は約79億ドル (約1兆651億円) で、同社は、食品、飲料、動物栄養、醸造、産業市場に対して、穀物、果物、野菜、およびその他の植物性の素材を付加価値のある原料ソリューションに加工して提供している。世界各地にIngredion Idea Labs®イノベーションセンターを置くほか、約12,000人の従業員を擁し、開発過程で顧客と協力し合い、人、自然、テクノロジーの可能性を集結して目的を達成し、生活の向上に貢献している。同社の詳細情報と最新ニュースについては、ingredion.comを閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述

このニュースリリースには、1933年証券法第27A条 (改正) および1934年証券取引法第21E条 (改正) の意味における将来の見通しに関する記述が含まれるか、または含まれる場合がある。同社は、これらの将来の見通しに関する記述が、このような記述に関する免責条項の対象となることを意図している。

将来の見通しに関する記述には、とりわけ、2023年度第2四半期の純売上高および営業利益に関する同社の予想、2023年度通期の報告・調整済みEPS、純売上高、調整後営業利益、セグメント別営業利益、企業コスト、報告および調整後実効税率、営業からのキャッシュ、資本的支出に関する記述および上記のいずれかに関する経営陣の計画または戦略および目標および上記のいずれかの根底にある前提条件、期待事項または信念など同社の見通し、将来の事業、財務状況、販売数量、キャッシュフロー、費用またはその他の財務項目に関するその他の記述が含まれる。

これらの記述は、「可能性」、「予定する」、「すべき」、「予想する」、「想定する」、「信じる」、「計画する」、「推定する」、「見積もる」、「期待する」、「意図する」、「継続する」、「プロフォーマ」、「予測」、「展望」、「推進」、「機会」、「見込み」、「暫定的」、またはその他の同様の表現、あるいはそれらの否定的表現により特定できることがある。本書における、過去についての記述でないものは全て、将来見通しに関する記述である。

これらの記述は、現在の状況または期待に基づいているが、特定の固有のリスクや不確実性に影響される可能性があり、その多くは予測が困難で、同社が支配できる範囲を超えている。これらの将来の見通しに関する記述に反映された同社の期待は合理的な仮定に基づいていると同社は考えているが、投資家は、同社の期待が正しいことを証明する保証がないことに注意すべきである。

実際の結果や展開は、次のような様々なリスクや不確実性に基づき、これらの記述で表明または暗示されている期待とは大きく異なる場合がある。原材料やエネルギー供給の可用性や価格への影響を含むロシアとウクライナの紛争の影響、外国為替や金利の変動など、高フルクトース・コーンシロップおよび当社が製造するその他の製品に関する消費者嗜好の変化; 世界経済情勢、ならびに当社が原材料を購入し、または製品を製造もしくは販売する様々な地域および国の顧客および消費者に影響を与える一般的な政治、経済、事業および市場環境の影響、ならびにこれらの要因が当社の販売数量、製品の価格および顧客に対する債権回収能力に与える可能性のある影響; 食品、飲料、動物栄養、醸造業などを初めとするがそれらには限定されない、当社がサービスを提供し、売上の大部分を占める主要産業による当社製品の将来的な購入; 新型コロナウイルス感染症が当社の事業、製品需要および業績に与える影響; 遺伝子組換えおよびバイオテクノロジーにより開発された製品が受け入れられるかどうかの不確実性; 市場に受け入れられるのに十分な価格または品質で新製品およびサービスを開発または獲得する当社の能力; 当社の主要製品および副産物(特にトウモロコシ油)の市場および価格に関するものを含む、トウモロコシ精製業界および関連業界における競争圧力および/または顧客圧力の増大; 価格変動、サプライチェーンの混乱、および原材料、エネルギーコストおよび利用可能性、運賃および物流を含む当社の生産工程および配送チャネルへの投入物に影響を及ぼす不足;当社がコストを抑制し、予算を達成し、期待されるシナジーを実現する能力(計画された保守・投資プロジェクトを期限内かつ予算内で完了する能力、および運賃・輸送費に関するものを含む); 製造施設における操業上の困難および製品の安全性・品質に関連する責務; 気候変動および気候変動に対処するための法律、規制および市場の施策の影響;有利な条件で買収や戦略的提携を成功させる当社の能力、ならびに買収した事業の統合や戦略的提携の実施・維持に成功し、前述のすべてに関して期待されるシナジーを達成する当社の能力; 外国および外国通貨で事業を行うことに内在する経済的、政治的およびその他のリスク; 外貨の変動、金利・為替レートの変動、市場のボラティリティおよびそのような変動に対するヘッジの関連も含めた、金融・資本市場の動向;満足のいく労使関係を維持することができないこと;従業員を惹きつけ、育成し、動機づけ、良好な関係を維持する当社の能力; 自然災害、戦争、テロの脅威や行為、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックの発生や継続、その他当社の支配が及ばない重大な出来事の発生が当社のビジネスに与える影響;のれんや長期資産の減損費用の影響;政府の政策、法律、規制の変更、および環境規制の遵守を含めた法令遵守のための費用;税率変更または追加的な所得税負担の発生;金利の上昇により生じうる借入コストの増加;合理的な利率で資金を調達する能力、および将来の成長・拡大のための十分な資金へのアクセスに影響を与えるその他の要因;情報技術システム、プロセスおよびサイトに関するセキュリティ侵害;株式市場の変動および当社の株価に悪影響を及ぼしうるその他の要因;当社の配当方針の継続に影響を与えるリスク;および財務報告に係る有効な内部統制を維持する当社の能力。

同社の将来の見通しに関する記述は、作成日時点の状況でのみ述べられており、同社は、新しい情報または将来の出来事や開発の結果として、作成日以降に発生した出来事や状況を反映するために、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとする。同社がこれらの記述の1つ以上を更新または修正した場合でも、投資家は同社がさらなる更新または訂正を行うと判断すべきではない。これらのリスクおよびその他のリスクの詳細については、証券取引委員会 (SEC) に提出された2022年12月31日に終了した年度のForm 10-Kによる年次報告書、およびForm 10-Qおよびフォーム8-Kによるその後の報告書に含まれる「リスク要因」およびその他の情報を参照されたい。

Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Statements of Income
(Unaudited)
 
(in millions, except per share amounts) Three Months Ended
March 31,
 Change
%

  2023 2022
 
Net sales $2,137 $1,892  13% 
Cost of sales  1,650  1,513   
Gross profit  487  379  28% 
       
Operating expenses  187  169  11% 
Other operating expense (income)  9  (2)  
Restructuring/impairment charges    2   
Operating income  291  210  39% 
Financing costs  32  24   
Other non-operating (income)    (1)  
Income before income taxes  259  187  39% 
Provision for income taxes  65  54   
Net income  194  133  46% 
Less: Net income attributable to non-controlling interests  3  3   
Net income attributable to Ingredion $191 $130  47% 
       
Earnings per common share attributable to Ingredion common shareholders:      
       
Weighted average common shares outstanding:      
Basic  66.1  66.9   
Diluted  67.1  67.6   
       
Earnings per common share of Ingredion:      
Basic $2.89 $1.94  49% 
Diluted $2.85 $1.92  48% 


Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Balance Sheets
 
(in millions, except share and per share amounts) March 31,
2023
 December 31,
2022
  (Unaudited)  
Assets    
Current assets    
Cash and cash equivalents $216  $236 
Short-term investments  5   3 
Accounts receivable – net  1,455   1,411 
Inventories  1,663   1,597 
Prepaid expenses  63   62 
Total current assets  3,402   3,309 
     
Property, plant and equipment – net  2,397   2,407 
Intangible assets – net  1,297   1,301 
Other assets  549   544 
Total assets $7,645  $7,561 
     
Liabilities and equity    
Current liabilities    
Short-term borrowings $701  $543 
Accounts payable and accrued liabilities  1,191   1,339 
Total current liabilities  1,892   1,882 
     
Long-term debt  1,938   1,940 
Other non-current liabilities  450   477 
Total liabilities  4,280   4,299 
     
Share-based payments subject to redemption  38   48 
Redeemable non-controlling interests  51   51 
     
Equity    
Ingredion stockholders' equity:    
Preferred stock — authorized 25,000,000 shares — $0.01 par value, none issued  -   - 
Common stock — authorized 200,000,000 shares — $0.01 par value, 77,810,875 issued at March 31, 2023 and December 31, 2022  1   1 
Additional paid-in capital  1,133   1,132 
Less: Treasury stock (common stock: 11,839,634 and 12,116,920 shares at March 31, 2023 and December 31, 2022, respectively) at cost  (1,127)  (1,148)
Accumulated other comprehensive loss  (1,098)  (1,048)
Retained earnings  4,354   4,210 
Total Ingredion stockholders' equity  3,263   3,147 
Non-redeemable non-controlling interests  13   16 
Total equity  3,276   3,163 
     
Total liabilities and equity $7,645  $7,561 


Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Statements of Cash Flows
(Unaudited)
 
(in millions)

 Three Months Ended March 31,
 2023
 2022
Cash (used for) operating activities:    
Net income $194  $133 
Adjustments to reconcile net income to net cash provided by operating activities:    
Depreciation and amortization  54   53 
Mechanical stores expense  18   13 
Margin accounts  (19)  28 
Changes in other trade working capital  (302)  (290)
Other  4   11 
Cash (used for) operating activities  (51)  (52)
     
Cash used for investing activities:    
Capital expenditures and mechanical stores purchases  (76)  (85)
Proceeds from disposal of manufacturing facilities and properties  1   5 
Other  (6)  4 
Cash used for investing activities  (81)  (76)
     
Cash provided by financing activities:    
Proceeds from borrowings, net  51   24 
Commercial paper borrowings, net  107   178 
Repurchases of common stock, net     (39)
Issuances (settlements) of common stock for share-based compensation, net  2   (1)
Dividends paid, including to non-controlling interests  (47)  (43)
Cash provided by financing activities  113   119 
     
Effect of foreign exchange rate changes on cash  (1)  5 
(Decrease) in cash and cash equivalents  (20)  (4)
Cash and cash equivalents, beginning of period  236   328 
Cash and cash equivalents, end of period $216  $324 

 

Ingredion Incorporated
Supplemental Financial Information
(Unaudited)
 
I. Geographic Information of Net Sales and Operating Income
 
(in millions, except for percentages)Three Months Ended
March 31,
 Change

 Change
Excl. FX

 2023
 2022
  
Net Sales       
North America$1,356  $1,174  16% 16%
South America 269   252  7% 12%
Asia-Pacific 277   272  2% 7%
EMEA 235   194  21% 36%
Total Net Sales$2,137  $1,892  13% 16%
        
Operating Income       
North America$207  $156  33% 34%
South America 41   38  8% 18%
Asia-Pacific 28   22  27% 32%
EMEA 57   31  84% 100%
Corporate (37)  (34) (9)% (9)%
Sub-total 296   213  39% 45%
Acquisition/integration costs -   (1)    
Restructuring/impairment charges -   (2)    
Other matters (5)  -     
Total Operating Income$291  $210  39% 44%

II.Non-GAAP情報

米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (「GAAP」) に基づいて作成された連結業績を補完するために、買収コストや統合コスト、リストラおよび減損コスト、メキシコ税制(優遇)、およびその他の特定項目などの特定GAAP項目を除外する過去のNon-GAAP財務指標を使用している。これらのnon-GAAPの金額に言及する場合は、一般的に「調整後」という用語を使用する。

同社の経営陣は、内部ではnon-GAAP財務指標を使用して、戦略的意思決定、将来の業績予想、現在の業績評価を行う。また、経営陣がnon-GAAP財務指標を開示する目的は、投資家に対し、提示した期間における当社の業績と動向に関して、より有意義かつ一貫性のある比較を提供することにある。これらのnon-GAAP財務指標は、GAAPに従って表示された結果に加えて、および関連して使用されており、当社の事業を別の側面から見ることができるが、GAAPの結果と合わせて見ることによって、当社の事業に影響を与える要因や動向の全体像を把握することができる。これらのnon-GAAP指標は、GAAPに従って計算された対応する指標の代わりとしてではなく、補足として考慮されるべきである。

Non-GAAP財務指標は、GAAPに従って作成されていないため、当社のNon-GAAP情報は、他社が表示する同様なタイトルの指標に必ずしも対応していない。従来の各non-GAAP財務指標と比較し、最も類似するGAAP指標は、以下の表に示されている。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Net Income attributable to Ingredion and Diluted Earnings Per Share ("EPS") to
Non-GAAP Adjusted Net Income attributable to Ingredion and Adjusted Diluted EPS
(Unaudited)
 
 Three Months Ended
March 31, 2023
 Three Months Ended
March 31, 2022
 (in millions) Diluted EPS (in millions) Diluted EPS
Net income attributable to Ingredion$191  $2.85  $130  $1.92 
        
Add back:       
        
Acquisition/integration costs (i)       1   0.01 
        
Restructuring/impairment charges (ii)       2   0.03 
        
Other matters (iii) 4   0.06       
        
Tax item - Mexico (iv) (7)  (0.11)  (1)  (0.01)
        
Non-GAAP adjusted net income attributable to Ingredion$188  $2.80  $132  $1.95 

純利益、EPSおよび税率は、四捨五入のため加算したり再計算したりできない場合がある。

注記
(i) 2022年度第1四半期に、同社は、KaTechの買収と統合、ならびにアルゼンチンでの合弁事業への投資に関連する100万ドル (約1億3,480万円) の税引前買収および統合費用を計上した。

(ii) 2022年度第1四半期に、同社は、コストスマート (Cost Smart) プログラムのために、200万ドル (約約2億6,967万円) の残りの税引前リストラ関連費用を計上した。

(iii) 2023年度第1四半期に、主に米国における業務中止による影響に関連する税引前費用500万ドル (約約6億7,417万円) を計上した。

(iv) 2023年度および2022年度第1四半期に、当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と、同社のメキシコでの財務諸表の再測定に対するその影響の結果として、ぞれぞれ700万ドル (約9億4,384万円) および100万ドル (約1億3,480万円) の税優遇を計上した。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Operating Income to Non-GAAP Adjusted Operating Income
(Unaudited)
 
(in millions, pre-tax)

Three Months Ended March 31,
2023 2022
Operating income$291 $210
    
Add back:   
    
Acquisition/integration costs (i) -  1
    
Restructuring/impairment charges (ii) -  2
    
Other matters (iii) 5  -
    
Non-GAAP adjusted operating income$296 $213

注記(i)~(iii)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注記(i)~(iii)を参照のこと。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Effective Income Tax Rate to Non-GAAP Adjusted Effective Income Tax Rate
(Unaudited)
 
(in millions)

 Three Months Ended March 31, 2023
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $259 $65 25.1%
       
Add back:      
       
Other matters (iii)  5  1  
       
Tax item - Mexico (iv)    7  
       
Adjusted Non-GAAP $264 $73 27.7%


(in millions)

 Three Months Ended March 31, 2022
 Income before
Income Taxes (a)
 Provision for
Income Taxes (b)
 Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported $187 $54 28.9%
       
Add back:      
       
Acquisition/integration costs (i)  1    
       
Restructuring/impairment charges (ii)  2    
       
Tax item - Mexico (iv)    1  
       
Adjusted Non-GAAP $190 $55 28.9%

注記(i)~(iv)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注記(i)~(iv)を参照のこと。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of Expected GAAP Diluted Earnings per Share ("GAAP EPS")
to Expected Adjusted Diluted Earnings per Share ("Adjusted EPS")
(Unaudited)
 
 Expected EPS Range
for Full-Year 2023
Low End of
Guidance
 High End of
Guidance
GAAP EPS$8.85  $9.35 
    
Add:   
    
Other matters (i) 0.06   0.06 
    
Tax item - Mexico (ii) (0.21)  (0.01)
    
Adjusted EPS$8.70  $9.40 

上記は、2023年度通期の予想希薄化後EPSの、2023年度通期の予想調整後希薄化後EPSへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。これらの金額には、買収・統合費用、減損・リストラ費用およびその他の特定項目でのGAAP EPSへの調整が含まれるが、それらには限定されない。当社では、通常はこれらの調整を調整後EPSガイダンスから除外している。そのため、当社はGAAP EPSを予測する能力よりも、調整後EPSを予測する能力に対してより大きな自信を抱いている。

2023年度におけるこれらのGAAP EPSへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 変化は、主に米国における業務停止による影響に関連する。
  2. 当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と、当社のメキシコでの財務諸表の再測定に対するその影響の結果として生じた税 (優遇)。
Ingredion Incorporated
Reconciliation of Expected GAAP Effective Tax Rate ("GAAP ETR")
to Expected Adjusted Effective Tax Rate ("Adjusted ETR")
(Unaudited)
 
 Expected Effective Tax Rate Range
for Full-Year 2023
Low End of
Guidance
 High End of
Guidance
GAAP ETR25.0% 28.0%
    
Add:   
    
Other matters (i)0.3% 0.3%
    
Tax item - Mexico (ii)1.7% 0.2%
    
Adjusted ETR27.0% 28.5%

上記は、当社予想2023年度通期GAAP ETRの当社予想2023年度通期調整後ETRへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。これらの金額には、その他の事項や特定のその他の税務項目に関するGAAP ETRの調整額が含まれるが、これらに限定されるものではない。当社では、通常はこれらの調整を調整後ETRガイダンスから除外している。そのため、当社はGAAP ETRを予測する能力よりも、調整後ETRを予測する能力に対してより大きな自信を抱いている。

2023年度におけるこれらのGAAP ETRへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 米国における業務停止による影響に関連するこれまでの費用に対する税の影響。
  2. (iv) 当該期間における米ドルに対するメキシコペソの変動の結果としての税制優遇(経費)と、当社のメキシコでの財務諸表の再測定に対するその影響。


問い合わせ先
投資家向けの問い合わせ先:Noah Weiss, 773-896-5242
報道関係者向けの問い合わせ先:Becca Hary, 708-551-2602